2011年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
伊藤 香純

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
木・5
●対象学部
農学部
文系学部
情報文化学部(自然)
理学部
工学部(Ⅰ系・Ⅱ系・Ⅲ系)



●本授業の目的およびねらい

セミナーのテーマ:開発途上国における環境問題と国際協力
私たちの何気ない豊かな生活が、経済的に発展途上である貧しい国々に暮らす人々の生活
に与える影響について考えたことがあるだろうか。このセミナーでは、環境問題の中でも
特に開発途上国で起きている問題を取り上げ、その原因、日本を含む先進国との関係、日
本や国際社会が実施している取り組みについて、調査・発表・議論し、必要な方策、私た
ちにできること、すべきことを模索します。この過程で、大学での学習方法、考える力、
自分の意見を論理的に示すプレゼンテーション能力等の習得を目指します。

●履修条件あるいは関連する科目等

文系理系を問わず、開発途上国における社会事情や諸問題、地球規模環境問題、ボランテ
ィアを含む国際協力活動などについて興味があること。

●授業内容

このセミナーでは、映像や事例の紹介による講義の時間と、ワークショップ形式による
ゲームなどを交えながらの議論・分析の時間の両者によって構成されます。講義によって
問題の現状と疑問点を明らかにした上で、他の受講生との議論を通じて、問題の解決策を
見出します。また、様々な意見を持つ他の受講生と本気で議論し、意見の論理的な提示
方法やプレゼンテーション能力の向上を図ります。

(1)『オリエンテーション』授業の概要、方法、方針、自己紹介
(2)『開発途上国、地球規模環境問題、国際協力に関する知識・情報の分析』受講生に
   とって既知の事柄と未知の事柄を整理し、このセミナーにて学ぶべきことを見出す
   とともに、情報の整理術を学ぶ。
(3)『開発途上国とは』映像を用いた講義とグループ討論、発表会
(4)『地球規模環境問題とは』映像を用いた講義とグループ討論、発表会
(5)『国際協力とは』映像を用いた講義とグループ討論、発表会
(6)『開発途上国へのバーチャル出張』各グループの興味がある国に、参考文献や
   インターネット情報を用いたバーチャル出張をし、出張報告書を作成・発表する
(7)開発途上国における環境問題に対する解決策、必要な支援に関する討論
(8)上記のテーマに関するグループ発表もしくはレポートの作成
(9)総括

●成績評価の方法

出席率、議論への参加、プレゼンテーション、レポートの内容を総合的に評価します。

●教科書

なし

●参考書

必要に応じて講義の中で紹介する。

●注意事項

セミナーのテーマに興味があれば、議論が苦手な人、人前で自分の意見をうまく言えない
人であっても歓迎します。


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