2011年度 シラバス情報詳細

●科目区分
理系基礎科目(理系)

●科目名
化学基礎Ⅱ
●主担当教員名
安田 啓司

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅱ期
木・3
●対象学部
工学部Ⅲ系(12・13)



●本授業の目的およびねらい

 化学基礎Iが原子・分子の構造や化学結合をミクロの立場から学んだのに対して、化学
基礎IIでは、多数の原子や分子が集合したときに生ずるマクロな性質を、熱力学の観点
から学ぶ。特に、エントロピーという物理量の理解と、その量を用いて誘導される自由エ
ネルギー、化学ポテンシャルにより、化学平衡、相変化、起電力などが定量的に記述でき
ることを学ぶ。さらに化学反応がどのような速度で進むか、についても学習する。

●履修条件あるいは関連する科目等

高校時代学習した化学と物理

●授業内容

1.分子集団系の振る舞い: 気体、液体、固体の特徴はどこにあるのか?
2.気体の性質: 気体分子運動論、不完全気体の挙動
3.熱力学第一法則: エネルギー保存則
4.熱力学第二法則: エントロピーと自由エネルギー
5.相平衡と相変化: 相律、相平衡
6.化学平衡
7.電池と起電力
8.化学反応の速度

●成績評価の方法

試験結果にレポート成績を考慮する

●教科書

野村浩康・川泉文男 共編『理工系学生のための化学基礎 第4版』(学術図書出版社)

●参考書

必要に応じて,講義時間に指定する。

●注意事項

特になし。


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