●本授業の目的およびねらい
われわれの行動は、しばしば脈略がなく非合理的であるように見える。しかし、実際にはわれわれの行動は合理的で法則的である。この授業では、受講者が、心理学の研究で明らかにされた行動の仕組みを理解し、自分自身の心理や行動をよりよく理解できるようになることを目標とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
「心理学Ⅰ」「教育と発達の心理」
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●授業内容
1. オリエンテーション(心理学とは何か) 2. 知覚の不思議(見る、見えるとはどのようなことか) 3. 羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く(学習と記憶の役割と仕組み) 4. 「知る」を知る(思考と問題解決) 5. 頭のよさを科学する(知能と創造性) 6. 怠け者の心理(動機づけ) 7. 告白するなら闘牛場で(感情と行動) 8. おのれ自身を知る(性格とパーソナリティ) 9. 自分の見せ方(印象操作と対人認知) 10. 思いやりの心理(利他性と共感性) 11. みんながやるから自分も(同調性と態度変容) 12. 悪の心理学(暴力と攻撃性) 13. 蛙の子は蛙(心理学と行動遺伝学) 14. 氏より育ち(発達の心理学) 15. 授業内容について話し合おう(まとめと質疑応答)
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●成績評価の方法
出席確認を兼ねて毎回小テストを行う(30%) 定期試験(70%)
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●教科書
鹿取廣人・杉本敏夫・鳥居修晃(編)心理学(第3版)(東京大学出版会)
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●参考書
毎回配布する授業資料の中に適宜示す
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●注意事項
毎回、質問をするので、教科書等で予習してくることが望ましい
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