2010年度 シラバス情報詳細

●科目区分
開放科目 

●科目名
法と政治の思想
●主担当教員名
大屋 雄裕

●単位数
2単位

●開講時期
前期
水・2
●対象学部
法学部以外の学部



●本授業の目的およびねらい
 本講義の目的は、法律・政治の具体的制度へと学習を進める前に、それらを正当化す 

る根拠であるとともに、制度・政策に関する価値判断の基準となる思想について基本的 

な知識を得ることにある。制度の背景にある思想を理解することで、法律・政治の全体 

的なパースペクティブを考えることが期待される。                 

                                        

                                        

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
特になし                                    

                                        

                                        


●授業内容
 上記の目的に照らし、具体的には現代の法理論・政治理論の「主流派」であるリベラ 

ルデモクラシーを軸として、それに対する批判と代替的理論を紹介していく。     

 講義題目の予定は下記の通りである。                      

 1 リベラリズムの伝統:ロック、J.S.ミル、アダム・スミス         

 2 リベラリズムの正義論:ロールズと格差原理                 

 3 リベラリズムの発展:分配と平等                      

 4 共同体と文化:共同体論・多文化主義                    

 5 20世紀デモクラシーの現実:代表・競争・多数決、福祉国家とデモクラシー  

 6 公と私の再定義:市民社会の可能性、フェミニズム              

 7 ラディカル・デモクラシー:熟議民主主義、闘技民主主義           

※5〜7については変更される可能性がある。                   

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
学期末の定期試験で評価する。                          

                                        

                                        



●教科書
使用しない。                                  

                                        

                                        


●参考書
適宜講義において指定する。                           

                                        

                                        

                                        


●注意事項
本講義は担当教員2名(姜東局・大屋雄裕)の共同開講であり、分担して講義を行う。 

                                        

                                        

                                        



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