●本授業の目的およびねらい
統計学は、不確実性やリスクのある現象を真正面から捉えようとする学問です。リスクや
不確実な現象を理解する統一的な方法を提供する統計学を学ぶことは、これらの現象がま
すます重要になっている現代の経済や社会を生きてうえで意義のあることだと思います。
例えば、最近の金融危機で問題になったデリバティブ商品やリスク管理などを理解するに
は統計学の知識が無いと理解が困難です。本授業では、推測統計学を講義し、(1)不確
実な現象の捉え方(確率や確率変数)、(2)不確実な現象を数値で表す統計量の意味(
標本分布)、(3)統計量に基づく推定や仮説の検定(統計的推測)、について学びます
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