●本授業の目的およびねらい
この授業では、一年次の学年で学ん文法事項を復習し、ドイツ語テキストの読解を進める
ことにより、ドイツ語の文章がより確実に理解できるようにする。
具体的には今まで学んだ文法事項を整理し、その骨子とそれらがテキストにどのように反
映されているのかを確認しながら授業を進めていく。(読解力の養成)
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●履修条件あるいは関連する科目等
対象履修生は、原則として文系2年(文・経・情)の受講生とする。
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●授業内容
この授業で使用する教科書では、ドイツの古城都市ハイデルベルクが舞台となり、
王子カール・ハインリヒと町娘ケーティとの悲恋物語が題材となっている。初版は
1938年と大変古いが、半世紀以上たった今日でも依然としてドイツ語教科書の
ロングセラーの座を守っているテキストで、その内容はとてもおもしろいものである。
2年生にとっては、このテキストのドイツ語は比較的読みやすく、予習もそれほど
難しくないと思われる。テキストの各課の表題は以下の通りである。
1.カール・ハインリヒ 2.ユットナー博士 3.ハイデルベルクへの旅
4.フランクフルト駅の待合室 5.フランクフルト到着 6.デルフェル婦人
7.ハイデルベルクの最初の夜 8.朝食 9.散歩 10.城 11.招待
12.ゲストハウス 13.コンパ 14.夜 15.ハイデルベルクでの生活
16.祭り 17.別離 18.カールスブルクにおいて 19.驚き 20.再会
一回の授業で各2課の進度で授業を進めていく予定である。
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●成績評価の方法
予習を含め、授業への積極的な参加(約20%)及び期末試験(約80%)。
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●教科書
和田洋一編・注:『アルト・ハイデルべルク物語(改訂第6版)』
(2007年、第15刷発行)、白水社、定価(本体950円+税)
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●参考書
独和辞典
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●注意事項
この授業を効果的に進めるためには予習が不可欠であるので、履修生の学習への努力を前
提としたい。また欠席が多いと期末試験は受けられない。
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