●本授業の目的およびねらい
本授業は、英語という言語、その言語が培ってきた文化、および現代社会における英語文
化についての深い教養を身につけることをその目的とする。英語・英語文化にかかわる様
様な主題についての文献・資料調査・調査に基づく英語による口頭発表など、少人数授業
の利点を生かした学習活動を行い、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学
術英語の運用能力をさらに高めることを目指す。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
授業は毎回2部構成で行う。
第1部 リーディング
「食」は我々が生きる上での根幹である。それ故、食文化がその文化全体に色濃く影響
を与えると言って差支えない。また異文化間コミュニケーションにおいて最も多く話題に
上り、その違いに最も驚くのもこの「食」についてであろう。しかしながら目の前にある
食材がどのような経緯でそこにあるのか知ることは少ない。本授業で用いるテキストはさ
まざまな食材を取り上げ、それにまつわる歴史・文化を解説するものであり、「食」にま
つわるうんちくやトリビアも満載である。
授業では、全員が予習をしてくることは言うまでもない。具体的な進め方は、段落ごと
に任意に指名し、まず音読してもらい、その段落の要点ないしは要約を発表してもらう
(要点抽出・要約方法については、1・2回目の授業で講師が指導し、3回目以降は必要
に応じてコメントする)。その際、文法・語法・発音指導等を時間が許す限り行う。
第2部 プレゼンテーション
教科書とは別に、毎回1人、又は2人にプレゼンテーションを行ってもらう。具体的に
は、第1回目の授業で英文を配布するので、その内容を各自がまとめて発表する。このプ
レゼンに対する評価は講師を含め、出席した学生全員が行うものとする。
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●成績評価の方法
授業評価:出席率15% プレゼン評価20% 授業参加度15% 学期末試験50%
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●教科書
Food in Tradition and Culture
M. Heather Kotake, et al.
SEIBIDO
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●参考書
教室で指示する。
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習として電子教材を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評
価の20%とする。
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