2010年度 シラバス情報詳細

●科目区分
言語文化T

●科目名
英語(セミナー)
●主担当教員名
松岡 光治

●単位数
2単位

●開講時期
W 期
火・2
●対象学部
農学部



●本授業の目的およびねらい
本授業は、英語という言語、その言語が培ってきた文化、および現代社会における英語文

化についての深い教養を身につけることをその目的とする。英語・英語文化にかかわる様

々な主題についての文献・資料調査、調査に基づく英語による口頭発表など、少人数授業

の利点を生かした学習活動を行い、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学

術英語の運用能力をさらに高めることを目指す。                  

                                        

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
真面目が肝心。                                 

                                        

                                        


●授業内容
(1)アメリカの作家ジーン・ウェブスターが1912年に発表した代表作の小説・児童

文学作品『あしながおじさん』の原文を読みます。                 

(2)英語の読解力を養成したい場合は、家での予習が絶対に必要です。授業で教員の解

説を聞くだけでは、また、期末試験の勉強だけでは、読解力の向上はほとんど望めません

。                                       

(3)授業では英語の文法と英文の前後関係の両方を押さえて正確に理解しながら読み進

みます。                                    

(4)『あしながおじさん』は少女向けの恋愛小説で、今後も古典として残る作品なので

、若い間に一度は読んでおく価値があります。                   

(5)ストーリーは孤児院で育った少女ジュディーが、孤児院の評議員に才能を認められ

小説家になるために女子大に通うというものです。原文で熟読玩味してください。   

(6)アメリカをはじめとして数度か映画化され、日本でも二度ほどテレビアニメ化され

たました。授業ではテキストの精読と平行しながら、1955年のミュージカル映画を鑑

賞します。                                   

(7)英語教育では、英語の4技能とは別に、英語圏の文化について造詣を深める必要が

あります。この授業では、期末試験とは別に、ボーナス点(10点〜20点)として、英

米文学の短篇小説(翻訳)を読んで、現代日本が直面している社会問題と絡めて論じるレ

ポートがあります。オプションですが、英語の不得意な人は、試験当日に提出するように

してください。                                 

(8)授業内容についての詳細はすべて、第1回目の授業の最初にプリントを配って説明

します。                                    

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
授業の出席・担当が30点、期末試験が50点、課外学習が30点、さらにボーナスとし

てレポート(オプション)が10〜20点。                    

                                        



●教科書
すべてウェブ上からワード文書をダウンロード/プリントアウトして使用するので無料。

教材のURLとパスワードは授業の初回に明示します。               

                                        


●参考書
辞書は『リーダーズ英和辞典』(または、これが入った電子辞書)、文法は石黒昭博(同

志社大学名誉教授)監修『総合英語フォレスト(第5版)』がお勧めです。      

                                        

                                        


●注意事項
対面授業に加え、課外学習として電子教材を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評

価の20%とする。                               

                                        

                                        



時間割一覧へ戻る