●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:サイエンス記事を楽しむ
英文科学週刊誌の記事を教材にして、サイエンスに広く興味を持ち、サイエンスを楽し
む心を育むことをセミナーの第一の目的とします。また科学ジャーナリズムを体感する機
会ともなります。科学の成果が私たちの社会や日常生活、考え方に大きく影響している現
状から社会の科学理解度を高める必要が生じています。セミナーでは最新の記事から科学
を読み解き、楽しみ、科学と社会との繋がりを考えてみましょう。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
文系理系に関係なく本テーマに興味があること。特にサイエンスコミュニケーションに関
心を持つことが望ましい。
|
●授業内容
セミナーでは国際科学週刊誌「ニューサイエンティスト」に掲載された最新の記事を主
な教材とします。「ニューサイエンティスト」誌の特徴は、「科学を伝えるのではなく、
科学の楽しさを伝えること」を目標にしている点です。
授業では、ゲノム、健康、進化、地球温暖化など幅広い内容の記事を各自選択してもら
います。記事は「ニューサイエンティスト」誌のジャーナリストによって、専門知識を持
たない読者でも理解できるように書かれていますが、若干英文になれることが必要でしょ
う。
授業では、第一段階として短い記事をテキストとして全員で読み、毎回内容を発表し、討
論します。記事の科学的側面を理解し、易しく紹介することがポイントとなります。第二
段階では、カバーストリーでとりあげられたような内容について学習し、幅広い視点から
レポートを作成して、発表、討論します。科学を易しく理解するとともに、社会的側面か
ら批評することも必要となります。さらに、サイエンスコミュニケーションのスキルを身
に付けるきっかけとなることを期待します。
|
●成績評価の方法
出席、プレゼンテーション、討論について総合的に評価
|
●教科書
はじめよう!科学技術コミュニケーション(ナカニシ出版)
科学ジャーナリズムの世界(化学同人)
|
●参考書
科学コミュニケーション論(東京大学出版界)
|
●注意事項
英文解釈のための辞書の携帯ガ望ましい。
|