●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:現代の「食」と「農」
私たちの食生活から農業生産やフードビジネスの現状を把握し、ライフスタイルの変化や
資源循環、環境といった課題に考察を広げて行くことを目的としています。そこでは社
会科学的な分析を行い、議論をし、自分の考えを表現することを学びます。そのために、
統計の活用、文献の輪読に加えて、聞き取り調査等を実施してもらいます。セミナー全体
を通して「読む」「調べる」「表現する」の基礎的能力を身につけます。
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●履修条件あるいは関連する科目等
とくにありませんが、聞き取り調査を実施しますので、面識のない人と話をすることが耐
えられないほど苦痛な人は履修を避けた方がよいでしょう。
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●授業内容
大きくは、(1)統計による食生活の実態把握、(2)文献による食生活と農業について
の基本的理解、(3)聞き取り調査による情報収集と分析、(4)プレゼンテーション、
(5)討論、のパートに分かれます。
1 統計データを使って日本人の食生活をみる
2 文献購読(1):現代の食生活
3 文献購読(2):現代の農業
4 文献購読(3):持続可能な社会における食と農
5 調査の計画と実際の進め方
6 調査の実施報告ととりまとめ
7 研究成果の発表
8 総合討論
セミナーは、細かく書かれた筋書きにそって実施されるものではありません。集まったメ
ンバーの関心をもとに内容を詰めて行きます。
影のパートとして試食、試飲を行う予定です。実際に食べてみる、飲んでみることによっ
て得られる「実感」から現代の食を考えます。
(使用上の注意)
詳細なシラバスを書いて、その通りにセミナーを実行することに喜びを感じません。
そんなことはキライな教師です。そのつもりでサッと目を通してください。
旅のテーマがあっても旅程が謎の「ミステリーツアー」に似ているかもしれません。
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●成績評価の方法
出席、準備状況、討論への参加、発表、レポートにより総合的に判断します。
無断欠席は厳禁です。
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●教科書
授業の中で連絡します。
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●参考書
適宜紹介します。
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●注意事項
無理のないように配慮はしますが、セミナーの時間外に調査をしたり視察に出かけたりす
ることもあります。
食べ比べ、飲み比べを行う予定です。好き嫌いがあると楽しみが半減します。
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