2010年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
田所 敬一

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
水・3
●対象学部
理学部
工学部
(U・V・X系)



●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:名古屋の地震災害について考える                

今世紀半ば頃までには,東南海地震などの巨大地震が海域で発生すると考えられており,

我々の住む名古屋においても,いつ地震災害に見舞われるか分からない.そこで,地震災

害の原因となりうる地形などについて,グループ毎に実地調査(実際に街を歩く)や文献

調査,討論を行い,今後,名古屋で起こりうる地震災害について考察し,まとめの発表を

行う.一連の作業を通じて,テーマに最適な調査の方法,論理的に考察する方法,他人に

理解してもらえるように自分の考えを伝えるプレゼンテーションの方法を習得する.  


●履修条件あるいは関連する科目等
テーマに興味があり,主体性をもって授業に参加し,グループ行動ができる学生であれば

,他の授業の履修や基礎知識を前提としない.                   

                                        


●授業内容
・イントロダクション                              

  教員,TA,受講者の自己紹介                        

  基礎セミナーの進め方の説明,グループ分け                  

  図書館での文献検索法                            

・とりあえず,プレゼンテーションをしてみよう                  

  自分の出身地の紹介など                           

・名古屋の地形について調査・討論しよう                     

  名古屋の地形・地形の特徴を良く表している地名の調査(実地調査・文献調査)  

  名古屋の地形の成り立ちの考察(文献調査・グループ討論)           

  他地域における地形との類似点,相違点の調査(文献調査・グループ討論)    

・まとめの発表(1):名古屋の地形について                   

・名古屋の地震災害について調査・討論しよう                   

  過去の地震による災害と地形との関連性の調査(文献調査)           

  名古屋における地形に起因する地震災害の考察(文献調査・グループ討論)    

  地形以外の要因による地震災害の調査・考察(文献調査・グループ討論)     

  名古屋で発生しうる地震災害についての考察(グループ討論)          

・まとめの発表(2):名古屋で起こりうる地震災害について            

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
調査活動内容,討論への参加状況,発表内容(各3分の1)             

                                        

                                        



●教科書
使用しません                                  

                                        

                                        


●参考書
下記の書籍は読みやすいですし,地震災害を考える上で参考になるでしょう:     

伊藤和明「日本の地震災害」(岩波新書)                     

安藤雅孝・田所敬一・林 能成・木村玲欧「いま活断層が危ない」(中日新聞社)   

岡田義光「最新 日本の地震地図」(東京書籍)                  


●注意事項
調査活動やグループ討論には積極的に参加しよう.                 

パソコン(パワーポイントというソフトウェア)で作成したファイルを用いて発表を行っ

てもらいます.                                 

パソコンに触れた経験が無くても構いませんが,なるべく事前に慣れておこう.    



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