2010年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
大森 博司

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
火・5
●対象学部
情報文化学部(自然)
理学部
農学部
工学部
(U・V・W・X系)



●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ名:科学技術の発展機構を考える                 

科学技術が歴史的にどのように発生し発展したか、その発展をになった科学者、技術者に

ついて文献調査し、科学技術の大系がどのように構築されてきたかについて振り返り、科

学技術の成長とは何か、どのような条件下でどのような変化が起きるかといった観点から

考察を進めます。関連する文献や論文を受講学生が調査し、その概要を発表、議論するこ

とで、関連する分野の教養を深め、問題意識を独自に発展させることを目指します。  

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
関連して履修する科目の指定は特にありません。                  

                                        

                                        


●授業内容
自然科学と技術の発展の歴史を考えるために、(1)古代、中世、産業革命時代、近代の

科学技術の発展史、(2)古典物理学の発展史、(3)近代の技術と社会、(4)エンジ

ニアリングの失敗の歴史などの視点から文献調査を行います。受講生一人あたり一件の文

献調査を行い、内容のレビューを行います。レビューの担当となっていない他の受講学生

は行われたレビューを下に、批判的に議論を行います。こうした過程を通して、所期の目

的である科学技術の発展、成長の意味、その成長の条件と目指すべき方向やあるべき姿に

関する理解を深めます。調査対象の文献は、原則として名古屋大学附属図書館所蔵のもの

とします。第一回目の基礎セミナーにおいて主な候補調査文献のリストを紹介しますので

、受講する学生は、これらの中から一つを選択し、それを調査対象文献とすることができ

ます。独自に調査対象文献を選定することも認めます。               

受講する学生は決められた時までに文献調査の内容に関するレジュメを作成し、予め受講

生全員に電子メールの添付ファイルとして配信します。セミナーでは全員が予めそのレジ

ュメに目を通して来るものとしますので、当該の学生の口頭発表を聞くことで報告の内容

に対する理解を深めることができます。その上で、質疑応答を時間をかけて行います。発

表者はそこでの質疑で出された疑問や問題点について、さらに調査を進め、コンピュータ

を用いたプレゼンテーションによる総括を行い、学期末の提出期限までにレポートを作成

し、これをセミナー報告書として提出します。この最終レポートも受講生全員に電子メー

ル添付ファイルとして配信し、セミナー受講生全員がその報告書を読むことができるよう

にする予定です。                                

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
レジュメ、発表、質問、司会、記録、最終レポートの内容を総合的に評価します。   

                                        

                                        



●教科書
指定しません。                                 

                                        

                                        


●参考書
適宜、指定します。                               

                                        

                                        

                                        


●注意事項
自然科学、特に、数学、物理学、応用科学に興味を持つ学生を歓迎します。      

                                        

                                        

                                        



時間割一覧へ戻る