●本授業の目的およびねらい
本基本セミナーは現在社会の情報技術の一つに焦点を当て、身近な存在として情報技術
を認識し、理解することが目的である。今回は「暗号化技術」についてその考え方から、
暗号化の方法、活用事例までを話題にする。講義は学生間の発表方式を基本として進める
が、セミナーの導入である最初の数回には知識社会・情報化社会と呼ばれる今日の様につ
いて幅広い観点から情報技術全般を学び、主となる話題(暗号化)の意味を外観すること
により、理解促進を図る。身近な情報技術をその原理、意味、処理、活用などについて理
解することにより、情報と共生できる感覚を学ぶことが目的である。
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●履修条件あるいは関連する科目等
参加するためにの前提知識は特に必要としない。今日の情報化社会・知識社会において
、情報技術(IT)の仕組みと活用に興味を有し、積極的に議論に参加する意思があれば
、大歓迎である。
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●授業内容
情報技術の適用状況を正しく理解し、真に私達人間生活を豊かにする情報化社会を構築
するための手法を討論しながら、自己の視野を深めることに授業の目的があり、自律的学
習意欲を高めたい。そのために、話を聞くだけではなく、自ら発表し、仲間と討議するな
ど、調査・検討・推察・思考を循環的に繰り返す形態で授業企画したい。授業の大まかな
スケジュールは以下のようである。
1. 講義内容のガイダンス、並びに自己紹介
2. 学習環境の説明、及びプレゼンテーション実施方法の説明
3. 知識社会の情報処理技術
4. データ圧縮とデータ暗号
5. 発表(1−1)
6. 発表(1−2)
7. 発表(1−3)
8. 発表(1−4)
9. 発表(1−5)
10. 発表(1−6)
11. 発表(2−1)
12. 発表(2−2)
13. 発表(2−3)
14. 発表(2−4)
15. セミナーのまとめ、総合討論
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●成績評価の方法
出席、スライドの内容、発表の内容、討論への参加などの状況を総合的に換算して評価
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●教科書
「ウェブ時代の暗号 −ネットセキュリティの挑戦−」,熊谷直樹(著),ちくま新書6
96,700円
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●参考書
特になし(沢山の書籍類が実際には販売されている)
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●注意事項
知識の修得ではなく、自分の視点で考える態度を養うことが目的であることを理解して
参加してほしい。
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