2010年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
森 仁志

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
月・4
●対象学部
情報文化学部(自然)
農学部(環境・資生)
工学部(T系・W系)



●本授業の目的およびねらい
「セミナーのテーマ:ちまたにあふれる科学情報を理解する」            

世の中には専門知識がなければ正しく理解できないと思われるような科学情報があふれて

いる。このセミナーではそのような情報を、専門的知識をもって理解しプレゼンテーショ

ンすることによって、大学生としての学習能力を修得する。但し、このセミナーでは物理

学的、化学的な科学情報はあつかわず、生物、食品、医薬品、生化学、分子生物学に関す

る情報に限る。                                 

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
生化学、分子生物学的専門知識によって、選んだ題材を解説し発表する必要があるので、

「生化学」等の講義、あるいは理系教養科目「遺伝子の世界」「食と農の科学」「動植物

の科学」「微生物の科学」「バイオテクノロジー」等を履修していることが望ましい。 


●授業内容
ちまたには、一般大衆に向けておよそ生化学の専門的知識がなければ理解できない専門用

語を用いた、いかにも効果がありそうな製品の宣伝があふれている。正しい情報でも一般

の人が理解できるとは思えない情報、首をかしげたくなる疑似科学情報も目に付く。また

、新聞に取り上げられている科学情報も意外に難しい。DNA鑑定とは実際には何をやっ

ているのか理解されているとは思えないし、iPS細胞を説明できる市井の人はどのくら

いいるだろうか。田中耕一さんは何をやってノーベル賞を受賞したのか説明できるだろう

か。消費者の不安を必要以上に煽るようなBSE、遺伝子組み換え食品、食品添加物に関

する情報も多い。さらには血液型性格判断とか「コラーゲンを食べてお肌スベスベ」など

怪しい話が多い。これらの題材について、学生自身が科学的に理解したことを発表し、討

論する。                                    

1.取り扱う題材については、教員側から提示するものを選んでもよいし、学生自身が選

んでもよい。                                  

2.ワープロソフト、プレゼンテーションソフトの使用法の説明と実演を行う。    

3.各自プレゼンテーションを行い、質疑応答・討論する。場合によっては次回再度プレ

ゼンテーションを行うこともある。                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
題材に対する理解度、発表能力・内容、討論への参加等を総合的に判断する。     

                                        

                                        



●教科書
指定しない                                   

                                        

                                        


●参考書
講義に使っている「生化学」、「分子生物学」、「細胞生物学」等の一般的な教科書  

                                        

                                        

                                        


●注意事項
大学は自分で勉強するところであることを自覚して取り組んでほしい。WEB・HPやウ

ィキペディアに載っている情報をそのまま発表してはいけない。自分で真偽を確かめるこ

と。                                      

                                        



時間割一覧へ戻る