●本授業の目的およびねらい
日本の法文化の特徴を、歴史的な視点から明らかにする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件はとくにない。
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●授業内容
前近代における法の歴史を概観し、伝統法の性格・機能等を考察する。全体としてなる
べく通史的・体系的な理解ができるよう構成しつつ、重要な問題についてはやや詳しく
解説する形で講義を進める予定。時代的には伝統法がもっとも発達した段階である江戸
時代に重点をおき、制定法だけでなく法曹法や民衆法にも目配りして、法生活の実態に
せまりたい。全体の講義計画は以下の通り。
一 序論
二 法源史
三 国制史
四 刑法史
五 裁判法史
六 家族法史
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●成績評価の方法
学期末の筆記試験による。
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●教科書
使用しない。
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●参考書
全般にわたる参考書として、牧英正・藤原明久編『(青林法学双書)日本法制史』(青
林書院、1993年)をあげておく。その他の文献については講義の中で適宜紹介する。
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●注意事項
法制史は法律学の一部門であると同時に歴史学の一分野でもあるので、日本史・世界史
に関する基礎的素養が前提とされる。
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