●本授業の目的およびねらい
人の認知と行動に対する認知心理学及び認知科学的研究を概説し,
ヒトの行為と心的活動(こころのはたらき)についての理解を深める。
実験・調査等のデモンストレーションを取り入れながら講義を進める。
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●履修条件あるいは関連する科目等
認知心理学,認知科学,情報科学,心理言語学
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●授業内容
1.認知科学と認知心理学における研究パラダイムの概要
2.人の認知活動を支えるこころとからだ(レポートの作成方法を例題として)
3.人の情報処理活動における認知と行為(実験計画を例題として)
4.人の感情と情報処理活動 (想い出を例題として)
5.人の記憶活動と行為(認知症を例題として)
6.コミュニケーションにおける言語と非言語活動の役割(身振りを例題として)
7.人の意志決定と学習支援 (模倣を例題として)
8.認知における言語活動と行為の関わり (看護動作を例題として)
9.説明を理解につなぐ知識処理活動(入力系)
10.理解を行為につなぐ知識処理活動(出力系)
11.社会の中の説明と理解と行動 (メンタルモデルを例題として)
12.脳の情報処理とそのモデル (脳機能画像診断装置を例題として)
13.日常生活における認知活動
14.全体の要約とレポートの課題についての説明
(講義内容の実施順序については,実験のデモンストレーションの
都合に応じて若干の変更があります)
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●成績評価の方法
集団・個人実験への参加を必修とし,授業中の課題の提出と,レポートの提出とによる総
合評価
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●教科書
パワーポイントでスクリーンに呈示して授業を進める.パワーポイントの一部出力を配布
する.教科書や参考
文献等は随時指示する。
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●参考書
ジェスチャー・行為・意味(共立出版,2002),
家の中の認知科学(新曜社,2004),
新・心理学の基礎知識(有斐閣ブックス,2005),
新版現代心理学(培風館,2007)。
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●注意事項
授業中に実験のデモンストレーションを実施する予定.
授業はパワーポイントによる説明と,説明に関連する印刷物の配布を併用する.
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