●本授業の目的およびねらい
実験・観測を通じて仮説を構築し、その実験的検証を通じて自然を理解することを真髄
とする物理実験科学の入門コース。様々な物理量の測定や物理現象の観察を通して、その
背景にある法則を追究する方法を体得することを主目的とする。基本的な測定の方法や原
理、実験の技術等を習得することも行う。また、実験結果の発表・討論を行うことにより
プリゼンテーションの仕方も学ぶ。
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●履修条件あるいは関連する科目等
物理学関連の講義を履修していることが望ましい。
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●授業内容
同一の実験テーマを2週に渡って行う。このうち1週は発表および討論に割り当てる。
通常2人1組で実験を行い、各自が結果をまとめて実験ノート、レポートを提出する。各
テーマごとに2名のティーチング・アシスタント(大学院生)が割り当てられており、実
験などのサポートを行う。
実験題目(予定)
(1)電気回路1
(2)電気回路2
(3)磁場中の電子の運動と比電荷の測定
(4)物性ー液体窒素を用いた実験
(5)回折格子による光の波長の測定
(6)放射線・宇宙線の測定
(7)光の偏光
そのほか共通実験をひとつ実施する。
演習(予定)
(1)測定値の記録と整理
(2)有効数字と誤差および最小2乗法
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●成績評価の方法
出席、発表およびレポートの内容による。
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●教科書
全体的な注意事項や誤差等を説明したテキストを配布する。その他に、実験テーマごとに
その内容を記したテキストを配布する。テーマによっては、実験の前の週に実験概要の説
明を行う。
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●参考書
なし
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●注意事項
なし
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