●授業内容
授業の前半は、英文記事の簡単な読解を行う。記事は主に英字新聞の記事の写しであり、
毎回の授業のはじめに配布する。後半は、前半で読解した記事の内容について、あらかじ
め指名された学生数人に討論ならびに簡単な口頭発表を行ってもらう。
討論では、学生は通常3〜5人程度を一組とした「賛成」側と「反対」側とに振り分けら
れ、それぞれの立場から意見を戦わせることが求められる。
口頭発表では、一人につきおよそ五分間の時間が与えられ、記事内容に関連した主題を各
自で自由に設定し、それについての発表を行ってもらう。
討論も口頭発表も英語で行うが、それらに関しては以下の三点を注意されたい:
1)細かい文法上、表現上の誤りを過度に気にしない。
2)辞書を用いて、積極的に適切な表現をその都度見つけ出すことを怠らない。
3)英語表現の練習であると同時に、自らの視点や分析を表明することそれ自体の練習で
もある。
なお、必要に応じて日本語による討論の時間をはさむこともあるが、これは語学以前の論
理構築能力を涵養するためのものである。
また、必要に応じて英作文の時間をはさむこともある。
加えて、随時、英語で歌われるポピュラー音楽を鑑賞し、英語の発音ならびに発音の地域
差、様々な訛り(イギリス英語、アメリカ英語、アフリカ系アメリカ人英語等)の存在に
関する認識を深めるための機会を設けることになるだろう。
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