●授業内容
この授業は初回は教室での授業形式で行いますが、それ以降は土曜日・日曜日などを使
って、遺跡など現地での実習を行います。実習では、遺跡や出土資料から生活を考える
「考古学のやり方」を体験します。また、人間をとりまく環境の中でも主に動物との関わ
り合いについても、食料としての利用を中心に考えていく予定です。扱う資料は、遺跡か
ら出土した当時の人々の使用した道具類(土器・石器など)や、人々の食べかすである貝
がら・魚の骨・鳥の骨・哺乳類の骨、これらと比較するための現生標本(現代の魚や哺乳
類等の骨)です。
具体的には、
1,人間の生活・活動のあとである遺跡をどのように探すか、その方法の実習
2,出土資料からどう情報を引き出すか、その方法の実習
3,現在の遺跡から当時の周辺環境をどう復元するか、その方法の実習(現地見学に行き
ます)
4,実際に特定の遺跡をケーススタディとして、当時の人間活動を復元してレポートにま
とめる
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