2009年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
岩田 聡

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
火・5
●対象学部
情報文化学部(自然)
理学部
農学部
工学部
(U・V・W・X系)



●本授業の目的およびねらい
テーマ「太陽電池を使ってみよう」                        

太陽からのエネルギーを利用できる太陽電池は,CO2を排出しない自然エネルギーとし

て大変注目されています。日本は,太陽電池に関して世界でトップクラスの技術を有して

いるにもかかわらず,この数年,太陽電池の利用に関してヨーロッパの国々に遅れを取っ

ていると言われています。このセミナーでは,太陽電池の研究開発やその利用の社会的意

味について議論するとともに,実際に太陽電池で動くおもちゃの自動車などを作製して,

モノづくりについても楽しく学びたい。                      


●履修条件あるいは関連する科目等
とくになし                                   

                                        

                                        


●授業内容
各3名ほどのグループに分かれて,太陽電池の技術と利用について調べる。具体的には,

さまざまな太陽電池の発電の仕組み,発電効率はどこまで向上するか,各国の研究開発プ

ロジェクト動向,太陽電池は本当に地球に優しいか,太陽電池や風力の比率が高まると電

力の利用はどうなるかなどについて,3名ほどのグループに分かれて調べ,パワーポイン

トを使って,プレゼンをします。また,10cm各ほどの太陽電池に触れ,発電効率など

について調べるとともに,おもちゃの自動車を作ってチームで競争する。       

                                        

・発電の仕組み:Si(結晶系,アモルファス),化合物(GaAs,CdS),色素増

感型                                      

・研究開発の動向:発電効率はどこまで行くか?                  

・各国で進められている開発プロジェクト:目標,規模,予算            

・日本のメーカーは生き残れるか?                        

・太陽電池を作るのに必要なエネルギーと生み出すエネルギー            

・太陽電池と風力発電,どちらに力を注ぐべきか?                 

・太陽光発電に関する日本と海外の取り組み                    

・電力システムにおける自然エネルギー利用                    

・太陽電池の起電力,発電効率などを調べる                    

・太陽電池で動くおもちゃを設計工作:効率よく動く工夫・アイデア         

                                        

工作について,プラモデルのモーターなどのパーツと,紙や木,竹ひごなど身近な材料を

使って行ないます。チームで設計上のアイデアや工作物について楽しく競い,また,設計

上の改良点などについて議論する。                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
発表能力・内容,討論への参加,レポートで評価                  

                                        

                                        



●教科書
なし                                      

                                        

                                        


●参考書
なし                                      

                                        

                                        

                                        


●注意事項
調査事項についてネットから手軽に他人のレポートを利用しないこと,よく調べて自分の

考えを纏めること,積極的に議論に加わること。                  

                                        

                                        



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