●本授業の目的およびねらい
テーマ 北欧の手工教育の伝統に学ぶ――遊びと労働の教育――
目的
北欧(とりわけスウェーデン)のスロイド(工作・工芸)教育の成立と発展過程を学ぶこ
とと、遊びと労働の教育という問題が教育学の古典(ルソー、ペスタロッチ、フレーベル
、デューイ、ケルシェンシュタイナー、クルプスカヤ、フレネなど)においてどのように
論じられてきたかを学習する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
内容4月〜7月 基本的文献の学習(「子どもの手を育てる)ミネルバ書房、2007年
)及び教育学の古典を学習する。遊びの学習(けん玉遊び)もあわせて行う予定である。
6月の大学祭では、研究室の研究公開の一環としてセミナーで学んだこと(けん玉遊び)
を子どもたちに教える取り組みをとおして、遊びの指導について実践的に学習する。また
その研究室公開の会場(教育学部第2講義室を予定)において、北欧喫茶にも取り組み、
北欧の文化を紹介することにも挑戦する。
8月4,5,6日 犬山にて技術教育研究会夏季集会に参加する。
8月9日から31日まで ノルウェーの技術教育や職業教育施設や教員養成大学を訪問し
、その現状を学ぶ。
10月後半から〜1月にかけて
前半の学習や訪問調査をうけて、各自の問題意識にもとづいてさらに文献調査などによ
り、研究をすすめ、その発表を行う。
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●成績評価の方法
本演習への参加度と研究報告レポートの内容による評価
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●教科書
西岡常一・小川三夫ら『木のいのち、木のこころ』(新潮文庫)、子どもの遊びと手の労
働の研究会編『子どもの「手」を育てる』ミネルバ書房(2007)、田中萬年『働く者
の学習論』学文社(2007)太田政男ら編『学ぶ はたらく つながる』かもがわ出版
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●参考書
須藤敏昭『遊びと労働の教育』(1977)、細谷俊夫『技術教育概論』(1978)
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●注意事項
基礎セミナーは、通常の講義とは異なり、学生一人一人の主体的な取り組みが要求される
本セミナーは、とりわけそれが大きく求められる。事前の準備にとりわけ時間を必要とす
ることを覚悟の上で履修すること。
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