2008年度 シラバス情報詳細

●科目区分
理系教養科目

●科目名
原子・分子の科学
●主担当教員名
梅村 知也

●単位数
2単位

●開講時期
W 期
金・1
●対象学部
文系学部



●本授業の目的およびねらい
地球上のすべての物質は、原子およびその集合体である分子からできている。私達人間を

含む生物も元素の集合体である。生物の身体は、骨格を構成する主要元素(炭素、水素、

酸素など)だけではなく、微量ではあるが生命の維持、機能の発現に必須となる様々な微

量元素(ミネラル)から構成されている。本講義では、地球、生物、そして環境について

理解を深めるために必要な原子(元素)について学び、自然と人間の健康、環境問題との

関連を考える。                                 

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
高校の化学、物理、生物を履修したもの、および自然、生物、人間、環境問題に関心のあ

る者                                      

                                        


●授業内容
 物質の基本構成単位である原子と分子、および元素の性質についてまず学んだ後、21

世紀において最も重要な課題である「自然と人間と科学技術の共生」について考えるため

に、地球、自然、生物、人間、環境を化学の立場から解説します。          

01 原子と分子の科学概論                           

02 元素の規則的な性質はどうしてあらわれるのか                

03 地球を構成する元素とその分布                       

04 人間を構成する元素とその機能 1                     

05 人間を構成する元素とその機能 2                     

06 動物、植物を構成する元素とその機能                    

07 微量の元素はどこまで測れるのか                      

08 元素の必須性と毒性                            

09 人間と必須元素                              

10 人間と有害元素                              

11 地球環境問題 1(酸性雨)                        

12 地球環境問題 2(環境ホルモン)                     

13 廃棄物と資源回収                             

14 化学から見た地球の歴史                          

15 地球と人間と科学技術の共生                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
出席確認を兼ねて毎回小テストを行う(40%)。                 

課題レポート(60%)。                            

                                        



●教科書
日本化学会編:「化学ってそういうこと!夢が広がる分子の世界」、化学同人     

                                        

                                        


●参考書
原口 紘旡著:「生命と金属の世界」、財団法人 放送大学教育振興会        

吉村勝夫著:「元素を知る」、丸善                        

桜井 弘著:「金属は人体になぜ必要か」、講談社ブルーバックス          

                                        


●注意事項
受講に当たっては配布資料や参考文献による予習が望ましい。            

                                        

                                        

                                        



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