●授業内容
1.確率統計入門 数学的基礎と応用
確率統計の基本事項を学び、後につづく情報理論、パターン情報処理の理解の基礎を
作る。
順列と組合せ、二項定理、確率論の準備、試行、事象、標本空間、条件付き確率、
事前確率、事後確率、確率変数、離散的確率変数、連続的確率変数、分布関数、
密度関数、平均、期待値、分散、標準偏差、二項分布、大数の法則、正規分布、
母集団、標本、度数分布、標本平均、標本分散、中央値、最頻値、最小二乗法、
相関図、回帰直線、相関係数、推定量、信頼係数、信頼限界、信頼区間、仮説検定
2.情報理論の入門と実際
情報通信では,効率的かつ信頼性の高い,情報の伝送が要求される。このような情報
伝送の基礎理論として情報理論がある。情報理論の基礎を学ぶことで,インターネッ
トや情報通信での情報伝送の仕組みを理解すると同時に,インターネットでのセキュ
リティ確保のためになされている,暗号化,認証,SSLなどの技術的な仕組みをも
知る。これにより単なる利用者から,仕組みを理解した利用者になる.
情報理論の基礎(情報理論とは,情報量、情報源と通信路、情報源符号化)
情報理論の応用(通信路符号化、暗号,情報セキュリティ)
3.パターン情報処理の入門と実際
音声や画像から言語や物体を認識する人間の視聴覚をコンピュータで実現するには
どうしたらよいだろうか?郵便番号の読み取りやロボットの視覚に使われるパターン
認識の技法について概説し、パターン情報処理の基本と応用を学ぶ。
特徴ベクトル、パターン空間、識別関数、最近傍法、文字認識、ニューラルネット
ベイズの決定則、パーセプトロン、画像処理、音響信号処理
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