●本授業の目的およびねらい
国民の7割が都市に居住するようになったいま、「痛勤地獄」などの混雑問題を始めとす
る様々な都市現象のメカニズムを検討・理解しその解決策を模索することは、我々の生活
環境を改善し本来の「豊かさ」を享受するために重要な課題となっている。また、最近の
日本では再び大都市と地方との経済格差が拡大し社会問題となっており、地域の経済成長
も重要な課題である。本講義では経済学の立場から、都市・地域の空間構造、空間的外部
性と都市・地域、都市・地域の経済成長などについて解説する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
簡単な数式と図を多用するが、基本的に理論的・解析的な内容となるので、受講に当たっ
ては考慮すること。
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●授業内容
1.イントロダクション
2.地代と土地利用
3.都市の起源:集積の利益
4.都市の立地と都市システム
5.都市・地域の経済成長
6.公共部門の役割:都市・地域政策
7.期末試験
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●成績評価の方法
レポート,期末試験などにより評価する。
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●教科書
マッカン著『都市・地域の経済学』日本評論社、2008年
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●参考書
特になし。
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●注意事項
特になし。
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