●本授業の目的およびねらい
細胞は種々の細胞外シグナルに応答して、細胞骨格、細胞膜、細胞接着装置などをダイナ
ミックに変化させ細胞極性、運動、分裂などの高次機能を制御する。本講義では、細胞が
持つ高次機能の意義と仕組みについての理解を深めることを目的とする。これらの理解を
通して、細胞レベルでの異常と疾患との繋がりについても考える。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
生物学基礎1
|
●授業内容
講義スケジュール
膜の構造(脂質二重層、膜蛋白質) (藤本豊士 教授:解剖学第一)
膜を通した輸送(イオン) (廣瀬謙造 教授:生理学第一)
膜を通した輸送(チャンネル) (廣瀬謙造 教授:生理学第一)
膜を通した輸送(膜電位) (廣瀬謙造 教授:生理学第一)
細胞輸送(小胞輸送、分泌経路) (藤本豊士 教授:解剖学第一)
細胞の情報伝達(受容体、G蛋白質) (貝淵弘三 教授:薬理学)
細胞の情報伝達(リン酸化、アダプター蛋白質)(貝淵弘三 教授:薬理学)
細胞骨格と細胞運動(アクチン、微小管) (天野睦紀 准教授:薬理学)
組織の成り立ち(細胞外接着と細胞間接着) (天野睦紀 准教授:薬理学)
細胞周期(細胞周期調節、サイクリン) (天野睦紀 准教授:薬理学)
特別講義(細胞周期、細胞分裂) (稲垣昌樹 部長:愛知がんセンター)
神経生物学(神経細胞とその機能) (大野欽司 教授:神経遺伝情報学)
神経生物学(神経細胞と筋細胞) (大野欽司 教授:神経遺伝情報学)
|
●成績評価の方法
期末試験における成績を第一に評価するが、出席状況、授業における態度なども十分に考
慮して最終的に決定する。また、小テストを行い、成績評価の対象ともする。
|
●教科書
Essential細胞生物学(南江堂)監訳:中村桂子 他
|
●参考書
適宜紹介します
|
●注意事項
遅刻しないこと
講義中には携帯電話を切ること
積極的に参加し、疑問点などにつき質問すること
|