2008年度 シラバス情報詳細

●科目区分
文系基礎科目

●科目名
国際報道論
●主担当教員名
春名 幹男

●単位数
2単位

●開講時期
U 期
金・1
●対象学部
文系学部



●本授業の目的およびねらい
 激動する世界の戦争、政治的対立、経済、環境問題などの真相を追うとともに、新聞、

テレビがどのように報道してきたか、メディアの責任と役割も検証する。       

 ネバダの核実験場から、国連、ホワイトハウス、国務省、米中央情報局(CIA)、さ

らにパキスタンの現場に至るまで、国際記者として直接取材してきた経験を語り、取材で

掘り起こした情報を授業で紹介する。北朝鮮の核実験や拉致問題、「核の闇市場」、イラ

ク戦争、CIAの工作、東シナ海ガス田の領有権問題、アメリカ大統領選挙などをめぐっ

て活発な議論の場としたい。問題別に私家版の資料を配付する。           


●履修条件あるいは関連する科目等
 日ごろから、国際ニュースに注目し、新聞、テレビ、ラジオ、インターネットなどでニ

ュースの内容を調べ、「なぜか」と疑問を持つこと。できたら、英字新聞を読んで、英語

メディアがどう伝えているか日本語のニュースと比べてほしい。           


●授業内容
 以下のような問題について、真相を探るとともに、メディアはどう伝えてきたか検証す

る。(国際情勢の推移に従って変更することもあり得る)              

 *拉致問題の真相とメディアの責任                       

 *北朝鮮の核実験                               

 *「核の闇市場」                               

 *広島・長崎への原爆投下の真相                        

 *「日本の核武装?」                             

 *米中枢同時テロとは何だったのか                       

 *対テロ戦争の変質                              

 *イラク戦争、中東炎上の恐怖                         

 *CIAは何をしてきたか                           

 *新グレートゲームとBRICs                        

 *東シナ海ガス田をめぐる日中対立の真相                    

 *米大統領選挙の深層                             

 *新冷戦再発の恐怖                              

 *アフリカの人道的危機                            

 *日米外交交渉の深層                             

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
 毎回、授業の最後に5問の小テスト(授業をきちんと聞き、ノートをとれば答えられる

)を行う。小テストの合計点数を1/3、期末に提出するレポートの評価を2/3として

総合成績を算出する。授業中の態度も考慮する。                  



●教科書
 毎回、春名が書いた記事やレジュメなど手作りの資料を配付する。         

                                        

                                        


●参考書
 問題別に、望ましい文献などを紹介する。                    

                                        

                                        

                                        


●注意事項
 授業は活発に展開したい。学生諸君は疑問があれば積極的に質問してほしい。    

                                        

                                        

                                        



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