●本授業の目的およびねらい
現在の中心的な政治機構である議会制と、政治の主要なアクターである政党について、
歴史的発展過程をおいつつ、基本的な知識を身につける。それによって、現在の変化する
議会制民主政治について、自ら考えるための基礎を学ぶ。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件は特にない。ただし高校での世界史、日本史、政治経済、現代社会等の履修は
理解を助ける。
関連する科目:法学、国際政治、社会学
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●授業内容
次の各項目を1〜2回で講義する
1.政治機構をめぐる諸概念
2.ヨーロッパにおける議会制の発展
2−1.絶対主義時代の政治機構
2−2.イギリスにおける古典的議会制の成立過程
2−3.フランス革命の経験と第三共和制における議会制の定着
2−4.ドイツ第二帝政と擬似立憲君主制
2−5.戦前日本の政治機構
3.政党の発展と議会制
3−1.政党とは
3−2.ヨーロッパにおける政党組織の発展
3−3.日本における政党組織の発展
3−4.政党発展の議会制への影響
4.コーポラティズム
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●成績評価の方法
期末試験70%、平常点(小テスト、出席、講義参加)30%
任意提出の書評レポートの評価を加算する
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●教科書
的場敏博『政治機構論講義:現代の議会制と政党・圧力団体』有斐閣、1998年
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●参考書
適宜、授業中に紹介する
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●注意事項
日ごろから新聞やテレビの政治関連の報道に関心を向けること。
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