2008年度 シラバス情報詳細

●科目区分
健康・スポーツ科学

●科目名
健康・スポーツ科学講義
●主担当教員名
竹之内 隆志

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
金・1
●対象学部
情報文化学部(自然)
理学部
医学部
農学部



●本授業の目的およびねらい
 スポーツの実践に際しては,体力的側面以外にも心理的側面が大きく影響する.そこで

本講義では,スポーツ場面で生じる問題や課題を心理学の立場から考えていく.特に,ス

ポーツ技能の学習,メンタルトレーニング,そしてスポーツ選手の心理的問題行動につい

て理解し,スポーツ場面での心の問題や課題への効果的な対処方法,およびスポーツを通

した心の成長について考えていく.                        

                                        

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
高校時に運動部に所属していた人や大学でも運動部に所属する人の受講が望ましい.  

ただし,上記条件を有していなくても理解可能なように配慮して授業は行っていく.  

                                        


●授業内容
1)ガイダンス:本講義の概要説明                        

                                        

2)健康教育                                  

  大学生活を心身ともに健康に送るために必要な知識の提供を図るとともに,特に最近

 問題となっている麻疹や肺炎等の感染症の予防や防止対策についての講義を,第2週の

 講義日に,豊田講堂ホールにおいて行う.                    

                                        

3)スポーツ技能の学習                             

  スポーツ技能の効果的な学習方法について考える.               

   ・運動学習理論および運動学習実験                     

   ・イメージトレーニング                          

                                        

4)メンタルトレーニング                            

  競技力向上や実力発揮のための心のトレーニング方法について理解し,日常生活にも

 応用できるいくつかの心理技法を学ぶ.                     

   ・目標設定,自己分析,ポジティブシンキング,リラクセーションなど     

   ・メンタルトレーニングの事例                       

                                        

5)スポーツ選手の心理的問題行動                        

  スポーツ選手が示す問題行動の心理的背景や対処方法を事例を参照しながら学ぶ. 

   ・バーンアウトや怪我など                         

   ・スポーツ経験と人格形成の関連                      

                                        

上記の内容を予定しているが,授業の進行状況によっては若干変更する可能性がある. 

                                        


●成績評価の方法
授業参加状況および授業時に課す小レポート(50%)               

学期末の試験またはレポート(50%)                      

                                        



●教科書
適宜,資料を配付する.                             

                                        

                                        


●参考書
リチャード・A・シュミット(著)「運動学習とパフォーマンス」(大修館書店)   

日本スポーツ心理学会(編)「スポーツメンタルトレーニング教本」(大修館書店)  

杉原・船越・工藤・中込(編)「スポーツ心理学の世界」(福村出版)        

                                        


●注意事項
授業中の私語は厳禁とする.                           

遅刻した場合,授業開始後30分経過していたら講義室への入室を認めない.     

                                        

                                        



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