2008年度 シラバス情報詳細

●科目区分
健康・スポーツ科学

●科目名
健康・スポーツ科学講義
●主担当教員名
布目 寛幸

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
月・3
●対象学部
工学部



●本授業の目的およびねらい
ボールに意志があるのではと思わせるサッカーのフリーキック、重力の存在を無視したか

のような体操競技の宙返りなど、一流スポーツ選手はしばしば我々の想像をはるかに越え

るパフォーマンス(運動の成果)をみせる。しかしながらこれらのパフォーマンスも物理

の法則からは自由でなく、むしろそれらを巧みに利用することによって生み出されてい 

る。この授業では主にスポーツ中の身体の動きを力学的な観点からながめ、身体運動のし

くみを解き明かしていきたい。                          

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
特になし                                    

                                        

                                        


●授業内容
第1部 サッカーキックのバイオメカニクス                    

 サッカーのキック動作にみられる力学的な特徴を超一流選手のデータを手がかりに探っ

ていく                                     

                                        

第2部 サッカーフリーキックの流体力学                     

 ボールに意志があるのではと思わせる超一流選手のフリーキックに隠されたメカニズム

を考える                                    

                                        

第3部 野球の変化球のバイオメカニクス                     

 変化球を投げるために必要な動作、フォークボールが落ちて見える仕組みなどを考える

                                        

第4部 筋収縮の力学                              

 身体運動における筋の働きを、筋収縮力、収縮速度、発揮パワーといった力学的側面か

ら捉える                                    

                                        

第5部 障害者スポーツのバイオメカニクス                    

 近年盛んになりつつある障害者スポーツをその背景、意義、将来性を多面的に考える 

                                        

第6部 ドーピングの科学                            

 競技スポーツの公平性を著しく損なうドーピング問題を考える           

                                        

これらの授業に加えて、大学生活を心身ともに健康に送るために必要な知識の提供   

を図るとともに,特に最近問題となっている麻疹や肺炎等の感染症の予防や防止対   

策についての講義を,第2週の講義日に,豊田講堂ホールにおいて行う。       

                                        


●成績評価の方法
小レポート(30%)                              

レポートまたは試験(70%)によって判定する                  

                                        



●教科書
特に指定しない                                 

                                        

                                        


●参考書
適宜参考図書を紹介する                             

                                        

                                        

                                        


●注意事項
毎回、小レポートを課し、その提出を以って出席とする。              

                                        

                                        

                                        



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