●本授業の目的およびねらい
私達が英語を書く場合に模倣するのにふさわしいきわめて良質の文体で書かれている英語
を速読しつつ、説明文、議論文の作り方を知ってもらいます。あわせて、説明・議論をす
るための思考パターンも学んでもらいます。わかっているつもりになっている時制、助動
詞、基本単語などに焦点をあてて、これらにたいする私たちの微妙な誤解を修正します。
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●履修条件あるいは関連する科目等
言語文化科目Tコミュニケーション
言語文化科目U
言語文化科目V全学教育科目履修の手引きにある通り。
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●授業内容
テキストは、とりわけ西洋絵画の見方をわかりやすくていねいに教え、かつまた西洋史、
神話、キリスト教の重要な点をかいつまんで理解できるようになっています。授業は、三
つのセクションから成り立っています。第一セクションでは、授業前にあらかじめ指定さ
れた学生によるテキストの要約、部分的な翻訳をおこないます。第二セクションでは、教
師と学生の間での内容理解度をためす質疑応答、第三セクションでは、テキストを叩き台
とし広い視野からの分析を討論の形式でおこないます。学期末までに、ひとつの視覚芸術
作品について、授業で取り扱った内容を梃子にしてレポート(2000字程度)を提出し
てもらいます。
一回に進む量は1500語程度で、ヘビー級です。英語に慣れてもらうために、英語文章
をそのまま暗記してもらいます。そのために穴埋め小テスト(クローズ・テスト)と和文
英訳テスト(英文和訳ではありません)を毎回おこないます。
学期の始めと最後に議論文の模擬テストを行い、読解力がどのくらい養成されたのか、自
己判定してもらいます。
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●成績評価の方法
発表質疑・議論への参加(30%)、テスト(50%)、レポート(20%)
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●教科書
Susan Woodford, Looking at Pictures、松柏社
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●参考書
ウッドフォード、ケンブリッジ西洋美術の流れ(8)/絵画の見方、岩波書店
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●注意事項
ネット接続できるパソコンが必要です。
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