●授業内容
文法のための文法ではなく、フランス語を実際に使いこなすという観点から、授業を進
めたい。下記の教科書に沿って進むことを予定している。この教科書は、フランスの出版
社が、フランス語を修得しようとする外国人のために出版しているもので、その限り、
皆さん向けではあるが、少しでもフランス語を使いこなしたい、という意欲がないと、難
しいかもしれない。与えられた基本文を発音し、覚えることはもちろんだが、その覚えた
ものを、別の状況の中で、変化させ、新しい発話ができるか、そこが重要であり、そこに
語学の醍醐味もあろう。
フランス語圏出身者の大学院生にTAを依頼しているので、会話練習は、いっそう実際
的になろう。
一年次で、この教科書を使用した人もあるので、開始を予定しているのは、
Unite4か、Unite5からである。ただ、これも、受講者の希望で決定したい。
仏検(実用フランス語技能検定試験)の3級は、軽く突破できる内容を学習する。
授業の中で、過去問を使って、4級と3級のレベルを試みる。
フランス語ニュースの聞き取りも試みる。
教室のフランス語、日本の中のフランス語から、フランスのフランス語、世界の中の
フランス語に赴く、というところが授業の核心である。
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