2008年度 シラバス情報詳細

●科目区分
言語文化T

●科目名
英語(リーディング)1
●主担当教員名
榎本 洋

●単位数
1単位

●開講時期
T 期
金・2
●対象学部
教育学部



●本授業の目的およびねらい
1.レヴェルの高い文章を多読することで、英文を読むことに慣れること。      

2.使える表現に注意しながら、読む。これには少し説明が要るだろう。購読というと評

  判が悪く、全く役に立たないように言われているが、この授業では役に立つ表現に注

  意しながら、英文を読むことにする。                     

                                        

                                        

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
西洋思想史や教育史。つまり、「教育」とは何かを追及した、一連の思想史的な営為や 

「人間」観の形成をテーマにした哲学史等。                    

                                        


●授業内容
まず本講義で取り上げるバートランド・ラッセルについて説明する。ラッセルは1872

年に生まれた、20世紀前半から半ばに架けて(1970年死去)活躍した、イギリスを

代表する知識人。関心領域も広く、ヘーゲル哲学者から出発した彼は、西洋哲学、数理哲

学、社会学等、多方面で傑出した業績を残した。晩年は平和運動にも挺身。それ以外に 

も、該博な知識を基に幅広い著述で親しまれ、1950年にはノーベル文学賞を受賞す 

る。取り上げるのは、彼の有名な教育論の一部である。               

                                        

授業内容は以下の三段階で行う(90分間、だらだら訳するのは、やるほうは無論、聞く

ほうもしんどいので)。                             

1.まず前回の講義の復習から始め、全体の文脈の把握に努める。          

2.その際、注意すべき表現を取り上げ、それを基に簡単な英作文を行う。      

3.これらを終えて、購読に入る(2.と3.が逆転する場合も)。         

教科書は全部で56頁あるが、全部、読み通すつもりなので、一回につき4頁進む予定。

教科書の内容は以下の4章に分かれている。                    

1〜4:“Affection and sympathy”            

5〜7:“Play and fancy”                    

8〜11:“the University”                   

12〜14:“Punishment”                      

最終回:テスト。                                

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
テスト80パーセント。出席20パーセント。                   

                                        

                                        



●教科書
Bertrand Russell,  On Education  (Kaibunsha)     1,133\                         

                                                                                

                                                                                


●参考書
講義中に指示する。                               

                                        

                                        

                                        


●注意事項
寝ないこと。                                  

                                        

                                        

                                        



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