●本授業の目的およびねらい
言語文化科目「フランス語1,2,3,4」は全体として、読む・書く・聞く・話すとい
う全般的運用能力の養成を目指す。毎週二回の授業のうち、一つは、基礎的文法事項の修
得が主たる目標であり、もう一つは、それと連携しつつ、発音・講読・会話・作文などの
基礎的能力の養成を目指す。また、フランス語圏の社会・文化についても関心を促し、基
礎的な知識を獲得できるようにする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
会話・講読などの実践に重点を置く前期火曜2限の鶴巻先生の授業と相互補完の関係
にある。
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●授業内容
後期木曜2限の授業につなげ、一年間かけてフランス語の初級文法を修得する。教科書
に沿って授業を進め、初級文法の基本事項として一般に了解されているものをもれなく学
ぶ。
テキストは20課からなっており、前期では10課まで進む予定である。
何についてもいえることだが、語学も積み重ねが重要である。初めは「名詞」から、次
にそれを修飾する「形容詞」、その後「動詞」、ごく単純な「S‐V構文」、「否定
文」、「疑問文」‥と既習事項を少しずつ発展させていく。予習は特に必要ないので、授
業には集中して、文法=フランス語の仕組みを「理解する」よう努めてもらいたい。理解
しないまま、ただ覚えようとするのは、効率的ではない。
同じように、授業中あるいは宿題として、テキストに載っている練習問題をやってもら
うが、その際、テキストの文法説明をよく読み、必要であれば辞書を引いて、理解しなが
ら自分で答えることが大切である。
定期試験の準備として、「基礎的な」文法事項を覚えることは必要だが、たくさんの単
語のつづりを頭に詰め込むようなことは求めない。繰り返しになるが、「(丸)暗記でき
ているか」ではなく、「理解できているか」を問う出題になる。
皆さんが将来、仕事はもちろん、それ以外の場面でも、フランス語を使う機会に遭遇し
た時、辞書を片手に文法書(できればこの授業のテキストを取っておいて、書き込みが加
えられたオリジナルの文法書として使って欲しい)をざっと読み返せば、再度一から学習
しなくても、取りあえず何とか読み書きできる‐これが、この授業のいわば「本当の」目
的である。
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●成績評価の方法
平常点(20%)ならびに定期試験(80%)
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●教科書
『新CDフランス語文法』大木充 他著 朝日出版社
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●参考書
授業中適宜指示する。
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●注意事項
特になし。
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