2008年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーB
●主担当教員名
河出 清

●単位数
2単位

●開講時期
U 期
木・5
●対象学部
文系学部
情報文化学部(自然)
理学部
農学部
工学部
(U・V・W系)



●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:将来から現在を考える                     

 課題を自由に決めます。自分は将来どうありたいのか・何をしたいのか、将来から現在

を考えて自分の関心事を調べ、他分野の人にも聞いてもらえる発表を目指します。高校ま

でとは異なり、答えが無いかもしれない課題の協同学習・討論を通して、自立した学習態

度・実践方法を身につけ、課題発見・遂行能力向上を目指します。          

 インターネット・新聞・本等に溢れるばかりの、時にはむやみに危機感を煽る情報があ

ります。確かな知識の獲得、的確な判断、コミュニケーション能力を向上させたい。  


●履修条件あるいは関連する科目等
 知りたいこと・理解を深めたいことのある人を期待しています。学部は問いません。セ

ミナーAとBは独立しています。AまたはBだけの、あるいはAとBの受講もOKです。

                                        


●授業内容
 自分が知りたいことを調べ、意見交換し、相互啓発を通じて、より深い理解を目指しま

す。パワーポイントを用いた発表スキルを学び実践します。             

1.自己紹介を行い、自分の関心事を述べます。                  

2.受講生自身により、調べたい課題を決めます。                 

3.グループあるいは個人で、そのテーマを調査・考察し、全体で討論します。文理融合

セミナーの特色を生 かし、他分野の人とサブグループを作ります。         

4.パワーポイントを用いて、中間発表と最終発表を行います。           

5.全体のまとめ及び今後の展望を行います。                   

                                        

◎テーマは各自で自由に決めます。以下はこれまでに調べたかあるいは今後の魅力あるテ

 ーマ例と考えていま すが、これらに関係なく決めてください。          

*太陽光、風力、バイオマス、廃棄物発電などの新エネルギーの展望と課題      

*法律は人間と社会と環境を守れるか                       

*豊かさとは何か、豊かな社会は実現できるか                   

*江戸時代の生活を環境問題の視点から考える                   

*地球温暖化の何が本当に問題なのか                       

*ハイブリッドカー、燃料電池車、ジーゼル車、カーシェアリング          

*ブータンの生活は世界モデルの1つとして参考になるか              

*韓国の受験制度の課題と将来展望(韓国留学生)                 

*ゴミ減量、リサイクル、リユースに向けた世界と日本各地の試み          

*途上国の生活環境向上への医療サービスの充実と特許権              

*中国の原子力発電所の設置場所の検討と有力候補地の提案(中国留学生)      

*援助の目的は何か〜ラオスの発展のために日本は何ができるか           

*大量生産・大量消費社会からの脱却は可能か                   

*環境変化の予測はどれくらい確かなのか                     


●成績評価の方法
 出席、セミナーへの参加姿勢、発言内容、レポート・感想文(各25%)。筆記試験は

ありません。                                  

                                        



●教科書
 特にはありません。受講生自身でテーマに関連した資料をインターネット等で検索しま

す。本を1冊は読みたい。必要な資料は適宜配布します。              

                                        


●参考書
「環境危機をあおってはいけない」ビョルン・ボルグ著山形訳、文芸春秋社      

「豊かさの条件」暉峻淑子、岩波新書  「環境再生と日本経済」三橋規宏、岩波   

「新・環境倫理学のすすめ」加藤尚武、丸善ライブラリー              

「13歳のハローワーク」村上龍、幻冬舎 など。参考書リストを配布します。    


●注意事項
・メールの使い方・携帯電話への転送方法、インターネットの操作方法、パワーポイント

 による効果的口頭発表、等については大学院生のTAがサポートします。      

・発表内容はホームページ上で原則公開します。使用した参考文献等の出典を明示するな

 ど、著作権に十分配 慮してください。                     



時間割一覧へ戻る