2008年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
齊藤 彰子

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
木・4
●対象学部
文系学部



●本授業の目的およびねらい
 セミナーのテーマ:大学での「学問」への橋渡し                 

 高校までの学習と大学での学問の大きな違いは、前者は、唯一の正解を、教師という絶

対的存在から一方的に教えられるのに対して、後者は、絶対的な正解の存在しない問題に

ついて自ら調べ、考える点にあります。そこで、本セミナーでは、与えられたテーマにつ

いて各自で調べ、報告、討論してもらうことによって、自ら問題を発見し、それについて

資料を収集、熟読して考える姿勢を身につけると共に、自分の考えを他人に正確に伝える

能力を養うことを目指します。                          


●履修条件あるいは関連する科目等
 基礎セミナーBとの連続性を前提としているので、通年受講してください。     

                                        

                                        


●授業内容
 下記の教科書を読み進めることによって、刑法総論の概要を学びます。下記の教科書は

刑法の各基本テーマについて見開き2頁で簡潔に説明されており、一通りその内容を理解

することによって、刑法における基本的な概念、考え方を学ぶことができるようになって

います。                                    

 初回に各テーマについて担当者を決定し、2回目以降、教科書の内容について担当者に

報告してもらったうえで、教科書ないしは報告の内容、あるいは、報告準備をするうえで

生じた疑問点などについて全員で考え、討論するという形式で進めます。報告の際はレジ

ュメを作成、配布してください。原則として、毎回2テーマずつ取り上げたいと考えてい

ますが、議論の進み具合によっては、1テーマになったり、3テーマになることもありま

す。                                      

 なお、報告担当でない受講者も、最低限テキストの該当箇所を一読し、自分なりの考え

、疑問点を持ってセミナーに臨むようにしてください。               

 また、小さなもので結構ですので六法を持参し(例えば、デイリー六法〔三省堂〕、ポ

ケット六法〔有斐閣〕、コンパクト六法〔岩波書店〕など)、常に、関連条文を参照する

姿勢を心がけてください。最近は刑法も改正が頻繁にありますので、先輩のお下がりでは

なく、可能な限り、最新版(平成20年度版)を用意してください。         

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
 出欠状況、報告内容および議論における発言を考慮し、専門知識の有無ではなく、セミ

ナーに積極的に取り組む姿勢がうかがわれるかどうかという基準で評価します。    

                                        



●教科書
 井田良・内海朋子・飯島暢・大山徹・野村和彦・照沼亮介・南由介・佐藤拓磨『よく分

かる刑法』(平成18年、ミネルヴァ書房)                    

 あらかじめ各自で購入のうえ、初回に持参してください。             


●参考書
 各自、担当テーマに関連する文献、資料を検索してください。           

                                        

                                        

                                        


●注意事項
 報告担当回に欠席した場合は原則単位は認められませんので、注意してください。やむ

を得ない事情がある場合には、事前に連絡してください。              

                                        

                                        



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