2008年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
水谷 孝

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
月・5
●対象学部
文系学部
情報文化学部(自然)
理学部
農学部
工学部
(T・V・W・X系)



●本授業の目的およびねらい
「炭素系材料の魅力を探る:ダイヤモンドからナノチューブまで」というテーマを題材と

して、学問研究の共通の基礎として必要な「読み」、「考え」、「書き」、「話し」の方

法の訓練を通じて、学問的知識の探求のプロセスとその面白さを体験する。      

大学4年間の初年次において、大学生としての自立的な学習能力を修得する。また、教員

、TA、他の学生との共同作業を通じた人間的な交流を円滑に行える力を身につける。 

                                        

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
「なぜだろう」と常に疑問を感じ、それを調べようとする探究心が旺盛なこと。問題意識

を持って主体的に参加できること。他者の意見を聞き、それに対する意見が述べられるこ

と。グループ作業が可能なこと。                         


●授業内容
基本テーマ:「炭素系材料の魅力を探る:ダイヤモンドからナノチューブまで」は、炭素

からなる宝石としてよく知られているダイヤモンド、石炭、グラファイト、カーボンファ

イバー、そして最近話題を集めているフラーレンやカーボンナノチューブ等に関するもの

であり、その材料の持つ美しさ、硬さ、熱的性質、電気的性質を調べるとともに、同じ炭

素からできているのに材料によりなぜ大きな違いがあるのか、その理由を考える。   

                                        

1.基本テーマに関する説明を行い、サブテーマを学生各自に考えるように指示する。 

2.学生が希望するサブテーマについて話し合い、決定する。グループ分けを行う。  

3.情報探索法とワープロソフトの使用法の説明と実演を行う。           

4.サブテーマについて下記の作業を行い、教員やTAも交えて、テーマについて「書き

(まとめ、図表化、報告書の作成)」を実習する。                 

5.プレゼンテーションソフトの使用法の説明と実演を行う。            

6.サブテーマについて中間的な発表と討論を行う。                

「話し」を行い、各サブテーマにおける未解明部分の発見と、今後の調査方法を検討する

。                                       

7.サブテーマについて最終的な発表と討論を行う。                

8.基本テーマについての総括とセミナーの全体の反省を行う。           

                                        

・教員やTAは助言を行うが、学生の自主的な取り組みが必要です。         

発表後は、結果の自己点検を行い、表現技術の改善に努力してください。       

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
努力・意欲、発表能力・内容、討論への参加、報告書・レポート(各25%)     

                                        

                                        



●教科書
使用しない。                                  

                                        

                                        


●参考書
ダイヤモンドの科学、松原聰著(講談社)                     

ナノカーボンの科学、篠原久則(講談社)                     

                                        

                                        


●注意事項
参考にした資料の著作権を侵害しないようにしてください。             

                                        

                                        

                                        



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