●本授業の目的およびねらい
セミナーの基本テーマ:「地球環境問題と対策」について考える。
本テーマを題材にして学問研究共通の基礎として必要なコモン・ベーシックとしての「読
み」、「書き」、「話す」を中心とする多面的な知的トレーニングを行う。学生自身が自
主的に教員およびTAの指導、助言のもとに検討すべき問題点の発見と問題解決のために
文献・資料の検討によって調査の成果を取りまとめ、報告書の作成と発表・討論を通して
、地球環境問題とその解決法についての基本的な考え方を学ぶ。さらに、本授業を通して
専門科目学習に必要な基礎学力を養う。
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●履修条件あるいは関連する科目等
文系、理系に関係なく、本テーマに関心を持っている学生。問題意識を持って自主的に授
業に参加できること。自分の意見を発表し、他者の意見を聞いて、グループ討論等に参加
できること。
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●授業内容
基本テーマ「地球環境問題と対策」は、昨今の資源、エネルギーの多消費、大量使い捨て
社会に起因する地球温暖化、エネルギー・資源の枯渇などの問題に焦点を当てて、地球環
境問題の有効な解決に対する取り組み法について考える。
本セミナーでは、人間の生産活動で使われるエネルギー・資源、これによって排出される
さまざまな環境汚染物質と地球環境へのインパクトを調べ、人類の持続的な発展を可能と
するエネルギー・資源利用のあり方、あるいは社会システムについて学ぶ。以下に、本テ
ーマの進め方とポイントをまとめる。
(1)基本テーマ「地球環境問題と対策」の意義および重要性を説明し、本テーマをセミ
ナー題材に取り上げる理由とその位置づけを示す。本セミナーを進めるに当って、学生各
自がサブテーマを考えるように適宜、指示する。
(2)サブテーマについて話し合い、決定する。希望人数によっては複数、あるいはグル
ープによる取り組みも行う。
(3)サブテーマの内容を調査、情報検索することを目的として、おもにパソコン、イン
ターネットの使い方を説明し、実演する。
(4)サブテーマについて、おもに中央図書館、インターネットなどからの関連情報の検
索法を指示し、調査内容をもとに、教員、TAによる取りまとめ方の例示(まとめ方、図
表化、報告書の作成)と留意点等を説明する。
(5)サブテーマについて中間発表と討論を行う。具体的には、各自の取りまとめたサブ
テーマ内容をグループ討論用に図表化し、学生、教員、TAによる双方向の情報交換、討
論を行う。グループ討論で出された疑問点、課題については、次回の発表資料に反映でき
るよう取りまとめを指示する。
(6)サブテーマについて最終的な発表と討論を行い、作成資料を製本化する。
(7)基本テーマについてのとりまとめ、ならびにセミナー全体の反省、改善点の抽出を
行う。
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●成績評価の方法
出席・討論への参加、予習・復習、報告書、プレゼンテーション
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●教科書
とくに指定しない。
必要があれば適宜、授業中に該当するサブテーマごとに紹介する。
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●参考書
授業中に適宜、紹介する。
インターネットあるいは中央図書館に所蔵されている参考図書を極力、利用する。
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●注意事項
原則として、毎回の出席を必要条件とする。資料収集、資料作成でパソコン、インターネ
ットを積極的に使用するため、あらかじめこれらの基礎知識を有することが望ましい。
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