2008年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
松田 仁樹

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
月・4
●対象学部
情報文化学部(自然)
農学部(環境・資生)
工学部(T・W系)



●本授業の目的およびねらい
セミナーの基本テーマ:「地球環境問題と対策」について考える。          

本テーマを題材にして学問研究共通の基礎として必要なコモン・ベーシックとしての「読

み」、「書き」、「話す」を中心とする多面的な知的トレーニングを行う。学生自身が自

主的に教員およびTAの指導、助言のもとに検討すべき問題点の発見と問題解決のために

文献・資料の検討によって調査の成果を取りまとめ、報告書の作成と発表・討論を通して

、地球環境問題とその解決法についての基本的な考え方を学ぶ。さらに、本授業を通して

専門科目学習に必要な基礎学力を養う。                      


●履修条件あるいは関連する科目等
文系、理系に関係なく、本テーマに関心を持っている学生。問題意識を持って自主的に授

業に参加できること。自分の意見を発表し、他者の意見を聞いて、グループ討論等に参加

できること。                                  


●授業内容
基本テーマ「地球環境問題と対策」は、昨今の資源、エネルギーの多消費、大量使い捨て

社会に起因する地球温暖化、エネルギー・資源の枯渇などの問題に焦点を当てて、地球環

境問題の有効な解決に対する取り組み法について考える。              

本セミナーでは、人間の生産活動で使われるエネルギー・資源、これによって排出される

さまざまな環境汚染物質と地球環境へのインパクトを調べ、人類の持続的な発展を可能と

するエネルギー・資源利用のあり方、あるいは社会システムについて学ぶ。以下に、本テ

ーマの進め方とポイントをまとめる。                       

(1)基本テーマ「地球環境問題と対策」の意義および重要性を説明し、本テーマをセミ

ナー題材に取り上げる理由とその位置づけを示す。本セミナーを進めるに当って、学生各

自がサブテーマを考えるように適宜、指示する。                  

(2)サブテーマについて話し合い、決定する。希望人数によっては複数、あるいはグル

ープによる取り組みも行う。                           

(3)サブテーマの内容を調査、情報検索することを目的として、おもにパソコン、イン

ターネットの使い方を説明し、実演する。                     

(4)サブテーマについて、おもに中央図書館、インターネットなどからの関連情報の検

索法を指示し、調査内容をもとに、教員、TAによる取りまとめ方の例示(まとめ方、図

表化、報告書の作成)と留意点等を説明する。                   

(5)サブテーマについて中間発表と討論を行う。具体的には、各自の取りまとめたサブ

テーマ内容をグループ討論用に図表化し、学生、教員、TAによる双方向の情報交換、討

論を行う。グループ討論で出された疑問点、課題については、次回の発表資料に反映でき

るよう取りまとめを指示する。                          

(6)サブテーマについて最終的な発表と討論を行い、作成資料を製本化する。    

(7)基本テーマについてのとりまとめ、ならびにセミナー全体の反省、改善点の抽出を

行う。                                     

                                        


●成績評価の方法
出席・討論への参加、予習・復習、報告書、プレゼンテーション           

                                        

                                        



●教科書
とくに指定しない。                               

 必要があれば適宜、授業中に該当するサブテーマごとに紹介する。         

                                        


●参考書
授業中に適宜、紹介する。                            

 インターネットあるいは中央図書館に所蔵されている参考図書を極力、利用する。  

                                        

                                        


●注意事項
原則として、毎回の出席を必要条件とする。資料収集、資料作成でパソコン、インターネ

ットを積極的に使用するため、あらかじめこれらの基礎知識を有することが望ましい。 

                                        

                                        



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