2007年度 シラバス情報詳細

●科目区分
全学教養科目

●科目名
表象芸術論
●主担当教員名
江坂 恵理子

●単位数
2単位

●開講時期
W 期
月・2
●対象学部
全学部



●本授業の目的およびねらい
私たちの身の回りにはアートがあふれている。本講義ではアートに関わる様々な事例を取

り上げ、受講者のこれまでの芸術体験と比較しながら、芸術と社会、あるいは自分自身と

の関わりを考える導入的な概論とする。                      

授業では、主に現代美術およびデザインを取り上げ、作品だけでなく、私たちが実際に 

アートを体験する「場」、アートへの多様な支援など具体例を通して多角的に考察する。

また最後のタスクでは、実際に展覧会などへも足を運び、個々に得た情報や問題点を分析

し、ディスカッションもまじえながら、自分とアートとの関わりを深め、確認する。  


●履修条件あるいは関連する科目等
現代芸術論、芸術と人間精神など                         

                                        

                                        


●授業内容
以下の項目について、現代社会におけるアートのありかたを考える。         

*履修人数や授業進行により、カリキュラムは変更することがあります。       

                                        

− 授内容と方針の紹介                             

− アートと社会;社会の中の自分とアート                    

− 多様な表現:                                

 絵画・映像・メディアアート・インスタレーション・パフォーマンスなど      

− 現代美術と「場」1(欧米のアートスペース/ミュージアム)          

− 現代美術と「場」2(日本のアートスペース/ミュージアム)          

− アートとツーリズム/経済(街を活性化するアート)              

− クリエイティビティ:生活の中のデザイン                   

− 企業メセナ:さまざまなメセナ活動のかたち                  

− アートプロジェクト+ボランティア                      

− 国際展と海外における日本人アーティストの展覧会               

− 展覧会と制作の現場                             

− Task:自分とアートとの関わり、これまでとこれからをプロジェクトあるいは 

 ディスカッションを通して考える                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
受講状況と授業内課題およびレポートの提出                    

                                        

                                        



●教科書
使用しない。                                  

                                        

                                        


●参考書
「アートスタディ」(晃洋書房)                         

「美術館で愛を語る」 岩渕潤子著(PHP新書)                 

「六本木クロッシング」 森美術館(美術出版社)                 

その他、講義時に適宜紹介する。                         


●注意事項
学外での展覧会(またはイベント/講演会)を訪れる。               

美術館やギャラリー、商業空間を訪れ、現在起きていることを感じ、興味の幅を広げてい

くことが望ましい。                               

自分の視点や考え方を持ったうえで、アートとの関わりを意識してほしい。      



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