2007年度 シラバス情報詳細

●科目区分
理系教養科目

●科目名
原子・分子の科学
●主担当教員名
木村 眞

●単位数
2単位

●開講時期
V 期
水・2
●対象学部
工学部



●本授業の目的およびねらい
有機分子や無機分子の結合様式、分子構造、反応様式の類似点と相違点をあげ、その特徴

がどのような原子構造や電子構造で説明されるか学ぶ。我々の身の回りにある化学物質に

は、様々な有機分子・無機分子が多様な結合様式で集合して材料となっている。    

これらの材料の基礎となっている高分子や超分子構造を学び、それらの材料が発現する様

々な機能について理解する。さらに究極の化学反応と言われる光合成の仕組みや生命維持

に活躍する分子の役割についても学習する。                    

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
化学基礎I,II                                

                                        

                                        


●授業内容
 まず、周期律表に関して、化学の始まりとしての錬金術の教訓から原子力に至る核化学

を学ぶ。次いで、分子としての化学結合を知り構造と性質を理解する。そして、分子の化

学反応を詳しく学ぶ。                              

 これらの中で、私たちの生活で身近にある化学物質に関する話題を取り上げる。   

環境にかかわる分子、生活必需品の化学、生体内の物質、医薬としての化学物質、化学と

工業、繊維、ゴム、プラスチックの材料、生化学や農薬、視覚、光合成、太陽電池などの

光化学を実例として引用しながら学ぶ。                      

 全体として、化学の本質を把握し、その役割を理解する。             

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
 講義の区切りごとに行う理解度テスト、および期末に行う筆記試験。        

                                        

                                        



●教科書
 グレイ 化学 物質と人間、井上祥平 訳、東京化学同人、1997        

                                        

                                        


●参考書
 化学ってそういうこと 夢が広がる分子の世界、日本化学会 編、化学同人、2003

 また、必要に応じて授業中に紹介する。                     

                                        

                                        


●注意事項
 特別な予習はいらないが、教科書としては一回あたり20ページ進む勘定になる。  

要点の講義になるので、短時間の復習をすること。                 

                                        

                                        



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