2007年度 シラバス情報詳細

●科目区分
文系教養科目

●科目名
開発の光と影
●主担当教員名
山形 英郎

●単位数
2単位

●開講時期
U 期
月・1
●対象学部
情報文化学部(自然)
理学部
医学部
農学部



●本授業の目的およびねらい
A国とB国の国境線。国境を呼べるものはない。そこに、国際A級スナイパーであるゴル

ゴ13(C国国民、以下単にX)が現れ、A国領域から一発の弾丸を発射した。B国の領

域内にいるY(D国国民)の着衣が真っ赤に染まった瞬間であった。そしてこれがYの最

後であった。さて、Xを逮捕し、裁判にかけ、処罰することができるのはどこの国であろ

うか。この講義では、こうした国際協力の問題や、国際開発の問題について、国際法の観

点から論じる。                                 

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。                                   

                                        

                                        


●授業内容
01.イントロダクション。いよいよ講義のスタートだよ。             

02.どこの国の刑法がXの犯罪に適用されるであろうか。             

03.刑事管轄権の基礎とは、何に基づくものであろうか。             

04.どこの国の警察官がXを逮捕することができるのか。             

05.Xが第三国に逃亡した場合は、どうなるのだろうか。             

06.なぜA国の警察官がE国で職権を行使できないのか。             

07.XがC国の元首や外交官であればどうなるだろうか。             

08.XがC国の軍人であればどうか。ICCとは、何か。             

09.国家はどのようにして領域を増やすことができるか。             

10.領域の内と外では、どのような開発が許されるのか。             

11.海はどのような構造になっているのか。領海や公海。             

12.海洋開発を行うことができるのはどの国であろうか。             

13.排他的経済水域はどこからどのように線を引くのか。             

14.深海海底、南極、月その他の天体の開発はできるか。             

15.定期試験だよ。力一杯がんばってチャレンジしよう。             

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
定期試験による評価します。出席を勘案するかどうかは、皆さんと相談の上決定します。

                                        

                                        



●教科書
松井芳郎編『ベーシック条約集』(東信堂)                    

                                        

                                        


●参考書
松井芳郎他『国際法』(有斐閣Sシリーズ)                    

杉原高嶺他『現代国際法講義』(有斐閣)                     

岩沢雄司他『講義国際法』(有斐閣)                       

                                        


●注意事項
板書中心の講義になります。                           

                                        

                                        

                                        



時間割一覧へ戻る