2007年度 シラバス情報詳細

●科目区分
理系基礎科目(理系)

●科目名
物理学基礎T
●主担当教員名
三浦 裕一

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
金・2
●対象学部
理学部
高校時物理未履修者



●本授業の目的およびねらい
天体の運動から、乗り物やボールの運動まで、すべてが単純な運動法則で説明される。 

力、質量、加速度、運動量、角運動量、やエネルギーなどの概念をつかみ、その法則を理

解する。単純なバネの振動の原理が、ビルの免振構造や、医療用にも使われている核磁気

共鳴とも深く関わっていることを理解する。また、近年問題となっているエネルギー問題

や、その節約の原理などにも触れたい。                      

                                        

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
高校で物理を修得していなくとも良いが、物理学を学ぶのに意欲的であること。    

日常的に見られる力学的な現象を、数理的に理解する姿勢が重要である。       

                                        


●授業内容
力学法則や運動方程式を用いて古典的な力学現象の基礎を理解する。特に、保存力、運動

量、角運動量などの概念を理解する。また、エネルギー保存則や、運動量の保存則、角運

動量の保存則から、                               

どのような現象が起きるか理解する。                       

1 質点、速度と加速度、                            

2 力と慣性、質量、                              

3 方物運動、                                 

4 単振動、単振り子、                             

5 仕事とエネルギー、                             

6 保存力と位置エネルギー                           

7 万有引力と天体の運動、                           

8 二体問題、重心、                              

9 運動量と角運動量、                             

10 運動量保存則と衝突、                           

11 重心運動と相対運動、                           

12 慣性モーメント、                             

13 ひずみと応力、                              

14 弾性エネルギー、                             

15 ベルヌーイの定理。                            

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
期末試験の成績と、毎週のレポート、及び出席を総合的に評価する。         

評価の比率は、おおよそ 期末試験50%、毎週のレポート25%、出席点25%、とす

る。                                      



●教科書
「力学」                                    

出版社、嘗華房                                 

著者、小出昭一郎                                


●参考書
必要に応じて、授業で指示する。                         

                                        

                                        

                                        


●注意事項
授業内容の理解を深めるため、毎回、簡単な演習問題を課し、次週にレポートとして提出

する。出席も重視する。                             

授業内容へ質問できる時間を設定するので、積極的に利用して欲しい。        

                                        



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