●本授業の目的およびねらい
朝鮮・韓国語を初めて学ぶ受講生を対象に、一貫した授業計画に基づいて朝鮮・韓国
語に関する基礎知識と運用力を養成する科目である。「読む」「書く」「聞く」「話す」
の四技能をバランスよく総合的に身につけることを目指す。TAの協力が得られれば「生
きた朝鮮・韓国語」に触れながら学習を進める。また、朝鮮・韓国語世界が身近になるよ
う、視聴覚メディアなどを通じて文化・風俗・歴史・社会事情等についても学び、国際的
視野を涵養する一歩とする。目標は「朝鮮・韓国語に親しむ」である。
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●履修条件あるいは関連する科目等
朝鮮・韓国語1とともに履修すること。朝鮮・韓国語1と同じ教材を用いて連続して行
う。
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●授業内容
この授業では次のような能力を養成する。
発音…韓国語の母音と子音を正しく発音し聞き分けられるようにする。特に、日本
語にはない終声(パッチム)や平音・濃音・激音の区別などに慣れるように練
習する。また、朝鮮・韓国語リズムやイントネーションで文章を発話できるよ
うにする。単調な練習の繰り返しになるが、朝鮮・韓国語の実用的能力を養成
するためには絶対に欠かせない段階であるので、授業外での地道な練習が必要
である。正確な発音ができることを目標とするが、完璧を期すことはむしろ弊
害となる。時間をかけて練習する必要のある事柄についてはこの段階ではあま
りこだわらず、相手に通じる発音という次善の目標を掲げて練習する。
聴解力…朝鮮・韓国語1で学習する文法事項を含む簡単な発話を聞き取り正確に書
き取れるようにする。正確に発音できることは聞き取ることもできるという確
信に基づいて、着実な発音練習を通じて聴解力を養成する。
口頭表現力…日常よく用いられる典型的な挨拶表現などを適切に使えるようにする。
さらに、朝鮮・韓国語1で学習する文法事項を含む簡単な文章を口頭で表現で
き、また、そのような文章による簡単な対話ができるようにする。言語は知識
として学ぶだけでは不十分であり、使ってこそ意味があるという認識に立ち、
習ったことは実際に使ってみるという姿勢を培うことを目標とする。
授業の冒頭で復習のための10分程度の小テストを行う。また、必要に応じて宿題、レ
ポートを課す。
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●成績評価の方法
出欠状況、レポート、小テストの成績、期末試験の成績により総合的に評価する。ただ
し、期末試験の総合評価に占める割合は6割程度とする。
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●教科書
朝鮮・韓国語1の授業で用いる教材およびプリント教材
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●参考書
必要な物は授業で指示する。
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●注意事項
辞書は適当な時期に指示するので、それまで買わないこと。
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