●本授業の目的およびねらい
朝鮮・韓国語を初めて学ぶ受講生を対象に、一貫した授業計画に基づいて朝鮮・韓国
語に関する基礎知識と運用力を養成する科目である。「読む」「書く」「聞く」「話す」
の四技能をバランスよく総合的に身につけることを目指す。TAの協力が得られれば「生
きた朝鮮・韓国語」に触れながら学習を進める。また、朝鮮・韓国語世界が身近になるよ
う、視聴覚メディアなどを通じて文化・風俗・歴史・社会事情等についても学び、国際的
視野を涵養する一歩とする。目標は「朝鮮・韓国語に親しむ」である。
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●履修条件あるいは関連する科目等
朝鮮・韓国語2とともに履修すること。朝鮮・韓国語2と同一の教材を用いて連続して行
う。
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●授業内容
この授業では次のような能力を養成する。
文字…ハングル(朝鮮・韓国文字)の構成を理解し、確実にかつ美しく書けるよ
うにする。また、ハングル正書法の基本を学習する。
発音…朝鮮・韓国語の発音を練習する。
ハングルは基本的には音標文字であるが、正しく読むためにはいくつかの
音韻規則を習得する必要がある。それらの規則のうち連音化、有声化、鼻
音化、濃音化、激音化、流音化など基本的なものを着実にマスターする。
文法…初歩的文法を学習する。学習する主な文法事項は次の通りである。
・用言の種類による文種(指定詞文・存在詞文・形容詞文・動詞文)
・機能別の文種(平叙文・疑問文・命令文・勧誘文)
・否定(否定文と可能否定文、長い否定・可能否定と短い否定・可能否定)
・数詞(漢数詞・固有数詞)
・敬語法
・基本的な助詞(「は」「が」「を」「も」「に」「で」「から」「まで」
「と」などに相当するもの)
・基本的な接続表現(「〜して」「〜するが」「〜すれば」「〜するので」
などに相当するもの)
・正則活用(語基という概念に基づき、用言のうち規則的に活用するもの
を学習する。
・文体(あらたまった丁寧体)
語彙…最重要の500語程度を自由に使えるようにする。
日常表現…日常よく使われる表現を100個程度学習する。
授業の冒頭で復習のための10分程度の小テストを行う。また、必要に応じて宿題、レ
ポートを課す。
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●成績評価の方法
出欠状況、レポート、小テスト及び期末試験の成績により総合的に評価する。ただし、期
末試験の成績が総合評価に占める割合は6割程度とする。
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●教科書
自家版教材およびプリント教材(教室で配布する)
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●参考書
授業中に必要なものは指示する。辞書は適当な時期に指示するまで購入しないこと。
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●注意事項
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