●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:バイオテクノロジーの研究実態と産業化
バイオテクノロジーの研究実態と産業化を共通のテーマにして、グループ別にさまざまな
角度から調査する。この課題を通して、情報収集の方法、プレゼンテーション能力、客観
的評価、および論理的思考能力を習得することを目指す。グループ通しの批判、評価など
の議論を通して最終的な結論を導きだし、この過程を通して発表、司会、ディスカッショ
ンなどの能力を身につける。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。コンピュータの使い方などは講義終了時間を利用する。
|
●授業内容
基本テーマはバイオテクノロジーの産業化についてである。新聞や雑誌、テレビなどのメ
ディアを通して「バイオテクノロジー」という言葉が氾濫しているが、果たして「バイオ
テクノロジー」技術とは何なのか、また、実用化されたバイオテクノロジー技術としては
何があるのか、について議論する場にしたい。そのため、履修生に「バイオテクノロ
ジー」という言葉について意見をまとめてもらうと同時に、研究の実態や産業の現状につ
いて、調査してもらい、意見を集約し、研究開発と産業界との乖離を議論する。
1.自己紹介・・・本多より最近のバイオ関連新聞記事紹介
2、3.バイオテクノロジーに何を期待するか
最近気になったバイオテクノロジー関連の新聞記事を紹介する
4.自分の意見を理解してもらおう
プレゼンテーション能力を身に付ける
5.課題「身近なバイオ製品の秘密を探る」
6.グループディスカッション
7.課題「ゲノム解析でなにがわかるか」
8.グループディスカッション
9.フィールド調査「バイオテクノロジー企業を見学しよう」
10、11.調査結果報告
12、13.討論「バイオテクノロジー産業では何が必要か」
14.課題「産業化のために必要な技術と大学の研究」
15.討論
|
●成績評価の方法
出席、発表の態度・内容、討論への参加、レポートなどで総合的に評価する
|
●教科書
使用しない。必要なときにプリントを用意する。
|
●参考書
使用しない。新聞記事や雑誌記事の調査とフィールド調査(食品工業の見学)を課す。
|
●注意事項
毎回の授業での出席・発言、討論への参加を重視する。最初にバイオテクノロジーに関す
る新聞記事を持ってきて、何に関心があるかを紹介してもらう。
|