2007年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
杉山 直

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
木・5
●対象学部
文系学部
情報文化学部(自然)
理学部
農学部
工学部
(U・T・V系)



●本授業の目的およびねらい
テーマ:宇宙像の変遷   現代宇宙論は、宇宙には特別な場所がないこと、膨張を続け

ていること、ビッグバンと呼ばれる熱い始まりがあったことなどを明らかにしました。し

かし、人類はその歴史の始まりから、宇宙とはどのようなものなのか、どうやって始まっ

たのか、という問を発してきました。そこで、様々な神話に見られる古代の宇宙観、宇宙

創生について調べ、それが西洋科学の進展とともにどのように変遷を遂げてきたのかを解

析、討論してもらいます。科学の進展の一つのモデルとして宇宙像を取り上げ、参加者に

は文献を調査し、まとめ、解析し、発表する力、また討論する力を養ってもらいます。 


●履修条件あるいは関連する科目等
なし                                      

                                        

                                        


●授業内容
第一回は、実際に観測されている宇宙について、簡単に解説します。グループにわけ、二

回目以降は、シュメール、エジプト、インド、ユダヤの神話から宇宙創生や宇宙の形に関

わる部分をグループごとに調べ、発表をしてもらいます。続いて、ギリシャやローマの宇

宙観、中世ヨーロッパの神学的宇宙観とはどのようなものか、さらにティコ・ブラーエ、

ケプラー、ガリレオ・ガリレイらがなぜ地動説を唱えるに至り、そのことが、またなぜロ

ーマ教会を怒らせることとなったのか、について調べてもらい、討論を通じて解析しま 

す。さらに、ニュートンの万有引力の法則、その結果得られた19世紀までの宇宙観、オ

ルバースのパラドックスなどについて報告してもらい、最後に、20世紀に入ってからの

進展、アインシュタインの相対性理論と宇宙論、フリードマンの宇宙モデル、ビッグバン

宇宙論などについて調べ、発表してもらいます。                  

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
発表の内容や形式、討論への参加などで評価します。                

                                        

                                        



●教科書
なし                                      

                                        

                                        


●参考書
場合によっては授業で示しますが、資料を探すのも評価に入ります。         

                                        

                                        

                                        


●注意事項
文化系の学生の参加も期待します。                        

                                        

                                        

                                        



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