セミナーのテーマ：情報をいかに手に入れるか−インターネットと書物−　　書物はかつ

て大変貴重で、そこに詰まった知識は特別な価値を持っていたが、近代の印刷技術の進歩

は、すべての人に知識を分け与えた。テレビの普及は新たな知識の入手経路を確立したが

インターネットは知識の流れに革命を起こした。大きな違いは、情報の受け手の意志で知

識を検索できるところにある。端末さえあれば、「知識」を極めて簡便に手に入れること

が可能になった。しかし、それは万能なのか。図書館で書をひも解いたり、教科書を読む

こと、更には授業を受けることと何が違うか検証してみる。テーマは「宇宙」。　　　　

　できればインターネットにアクセスする方法を調べておく。特に、関連する科目を必要

とはしない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　このセミナーでは、宇宙にかかわるトピックスを選び、そのテーマについてレポートを

全体　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

に対して発表してもらう。但し、その手段として、インターネットだけで準備するグルー

プと、図書（館）だけを利用するグループに分けて行い、それぞれの長短を体験する。　

　テーマとして、指導教官の専門である物理学、天文学、宇宙科学（開発）から選んで提

示し、そこから発展し、学生からの希望を加えて行く。以下に例を挙げておく。　　　　

例１．大学を選ぶ情報はどこにあるか（初回の議論のための話題）　　　　　　　　　　

例２．太陽はなぜ光るか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

例３．光の速度を測れ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

例４．地球以外に知的生命体は宇宙にあるのか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

例５．宇宙開発は必要か　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

発表の手段はＯＨＰ、ビデオプロジェクタなどを用い、表現能力、議論の仕方も磨く。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

出席すること、発表をすることを要求する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

特に選ばない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

特に選ばない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

特になし。