●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ: レーザーの科学
本授業は少人数のセミナー形式で「他面的な知的トレーニング」を通して、将来、知的
活動する多くの専門家またはエンジニアを養うことを目的としており、テーマは担当教
員の専門である「レーザーの科学」を扱う。1960年に生まれた人工の光:レーザー
を21世紀でどのように利用できるか、講義、文献調査、課題に対するレーポート作成
および議論、実験および成果の発表会などを通じて、将来いろいろな技術の中で出てく
るレーザーの基礎を学び、素養を養うことをねらいとしている。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特に要求する履修条件はないが、高校の生物、化学、および物理などの基礎知識を
もっていることが望ましい。
|
●授業内容
H19年度授業内容
授業オリエンテーション
講義「序章 レーザーの生い立ちと特性」
講義「1章 レーザーは透明人間」、高出力レーザ加工装置見学
購読「2章 情報化社会を制するレーザー」、
講義「3章 レーザー治療室」、課題発表と討論
購読「4章 工場が変わる」
講義「レーザ加工のいろいる」 課題発表と討論
購読「5章 レーザーが創る新しい世界」
講義「自動車、航空などにおけるレーザ利用生産システム」
見学会:加工用レーザ装置メーカー(名古屋市内)の見学
実験:レーザーで物を造ろう
実験:レーザーで物を造ろう
実験:レーザーで物を造ろう
講義:「第4の波:レーザーの時代:展望」
講義:「レポートの作成」
最終日:レーザ科学に関する調査発表会
|
●成績評価の方法
レポート、講読、発表、実験成果などにより評価する。
|
●教科書
教科書:NHKブックス 675
「レーザーの科学(人工の光が生む可能性)」 日本放送出版協会発行
沓 名 宗 春 著
|
●参考書
「レーザーはこうして生まれた」霜田光一訳、岩波書店
「レーザーと未来社会」 山中千代衛編 三田出版会
「レーザーがひらく21世紀」 藤岡知夫編 三田出版会
|
●注意事項
レーザー光の安全についての注意事項は講義の中で行う。
|