2007年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
伊藤 繁

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
水・3
●対象学部
理学部
工学部
[U・X・V系]



●本授業の目的およびねらい
生物と地球の共進化を考える                           

                                        

 生命がうまれた地球は、まだ酸素も殆どなく、細菌しかいない。やがて、光を利用する

生物がうまれ、酸素が増え、大気はかわり、大型生物がうまれ、地上に進出する。45億

年の地球史の中でおこった、地球と生命の相互作用と進化を学問分野にとらわれずに探 

り、未来を考える。                               

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
特になし                                    

                                        

                                        


●授業内容
 地球と生物という、全く違うスケールのものが相互に作用しながら、ともに過ごしてき

た40億年の変化を理解するための知識を集める。                 

 項目としては地球の誕生、生物の誕生、環境変化、生物の進化、氷河期、大陸移動、生

物大絶滅、生存競争、遺伝子の進化、光合成、呼吸などの生命系のエネルギー獲得機能の

進化と地球の変化など。適当な順番で調べたことを発表する。これにより、未来を多面的

に考える。                                   

 書物、インターネット、インタビュー、講演会などいろいろな方法で資料をあつめる。

生物や化石の実物を見る。見たり、行ったりできない過去や未来を考える方法、知識を扱

う技術を身につける。                              

                                        

進め方                                     

 各人の発表。能力にあわせて印刷物、OHP、コンピュータによる発表を行う。発表の

技術を学ぶ。希望者は理学部の研究室で個別指導                  

 講師を呼んで最先端のバイオ、地球物理、生物物理、古生物などの講演を聞く。学内探

検:研究室や、施設に実際に行って、見て、聞いて、さわる。            

 インターネットや、データベースの利用方法の学習                

 自分で選んだテーマについて、より詳しいレポートをまとめる。          

 考える、議論をする、知らないことを知る技術を磨く、などを重視する       

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
各人1回の発表と、総合レポート、各回メールによる短い感想の提出         

                                        

                                        



●教科書
生命と地球の共進化 NHKブックス 川上紳一                  

                                        

                                        


●参考書
縞々学 リズムから地球史に迫る 東京大学出版 川上紳一             

生命と地球の歴史 岩波新書 丸山茂徳 磯崎行雄                 

                                        

                                        


●注意事項
基礎知識はいらない。興味があればいい                      

見ることのできない過去や未来を考える方法、知らないものを知るための技術を身につけ

る。                                      

                                        



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