●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:高齢者の予備力
本邦が直面している社会の高齢化は、私達に様々な取り組みを促している。医学的には老
化は臓器予備力の低下と定義され、臓器予備力は日常生活に様々な影響を与えるが、日常
生活もまた臓器予備力に影響を与えている。すなわち、両者は相互作用を有するものと理
解される。本セミナーではその予備力が生活に応じてどのように変化していくのかを考え
るとともに、その実際を調べ、健やかな老化を獲得するための条件と方法論を皆で討論し
てみたい。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特にありません。
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●授業内容
本セミナーは次の要領で講義を進めていきます。
1、自己紹介(教官、TA、学生)と本セミナーのガイダンス −意見交換とは−
2、ワークショップ:「高齢者の臓器予備力」とは?
3、探る臓器を決めよう:身体の臓器の中から興味ある臓器を決定します。
4、探る日常生活を決めよう:各臓器の予備力低下と日常生活との関係を探ります。
5、ワークショップ:データ収集法(フィールドワークやインターネット検索方法)
6、ワークショップ:発表方法(PCプレゼンテーションによる発表スライド作成を学
ぶ)
7、フィールドワーク:各グループによる調査研究
8、ワークショップ:討論を学ぼう
9、研究発表会:各グループによる研究発表と討論
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●成績評価の方法
出席、リポート、発表、討論などを総合して評価しますが、特に討論への積極的参加を重
視します。
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●教科書
特になし。
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●参考書
適宜紹介します。
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●注意事項
本セミナーは標記テーマに沿って、今後4年間の学修の方法論を身につけようとするもの
です。自由な発想に基づく積極的学習を期待します。
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