●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ: コンピュータとの対話について考える
本セミナーでは、コンピュータとの対話を経験することにより、理想的なコミュニケー
ションとは何かについて考察する。人工知能の分野でよく知られているチューリングテス
トについても体感する。さらに、コミュニケーションに関する様々な話題を取り上げ、調
査した結果を発表する。発表(プレゼンテーション)はコミュニケーションの重要な形態
の一つであり、自らが発表することにより、わかりやすくそして説得力のあるプレゼンテ
ーションを如何にして実現するかを学ぶ。
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●履修条件あるいは関連する科目等
コミュニケーション、コンピュータとの対話、人工知能に興味があり、より良いプレゼ
ンテーションを目指したい学生であれば文系・理系を問わず誰でも参加できる。コン
ピュータに明るい必要もない。
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●授業内容
1.セミナーの概要: セミナーの進め方について、具体的な説明を受ける。
2.コミュニケーションの諸問題: コミュニケーションとは何か、今何がホットな話題
であるかを学び、本セミナーにおける議論のための情報を得る。
3.プレゼンテーションツール: プレゼンテーションのための様々な機器類を、その使
い方とともに学ぶ。
4.コンピュータとの対話実験: コンピュータと対話(文字による)を行い、対話プロ
グラムの技術レベルを体感すると同時に、コミュニケーションの抱える様々な問題点を
探る。人工知能の分野でよく知られているチューリングテストの実験も行う。
5.プレゼンテーション実習1: 上記の実験結果と考察を発表する(全員)。質疑応答
を行いながら講評し、短時間で要領良く発表するための基本を学ぶ。
6.より良いプレゼンテーションに向けて: わかりやすく、説得力のある、そして感動
を与えるプレゼンテーションとはどのようなものか習得する。プレゼンテーションにお
けるタブーについても学ぶ。
7.プレゼンテーション実習2: コミュニケーションに関わりのある興味ある話題を講
師と相談の上選び、当話題についてさらに詳細な調査を行う。その結果を、上記の留意
事項を踏まえたプレゼンテーションにより皆に紹介する。質疑応答を交えた講評によ
り、プレゼンテーション技術の向上を図る。
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●成績評価の方法
努力、プレゼンテーションのレベル、討論活性化への貢献度、レポート(各25%)
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●教科書
特になし。
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●参考書
セミナー中に適宜紹介する。
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●注意事項
セミナー中は積極的に発言し、議論に参加することが望ましい。
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